最大銀行BDO、18年第1四半期純利益は59億ペソ
1,200店突破、年間利益目標は10%増の310億ペソ
2018/04/22
フィリピンの最大銀行(資産規模)であるBDOユニバンク(BDO)は、4月20日、2018年第1四半期(1月~3月)の決算概況を発表した。
それによると、今第1四半期の主力の純金利収入は前年同期比20%増の222億ペソと好調であった。純利益は59億ペソで前年同期の58億3,1000万ペソからは小幅増であるが、一時的損益を除いた実質ベースでは16%増益であったとのことである。
2017年の年間純利益は前年比7%増の281億ペソで連続最高益更新を継続したが、2018年も堅調なスタートとなった。BDOは、2018年純利益目標を同10%増の310億ペソと設定している。
BDOの資産規模トップの座は一段と強固になっている。今第1四半期末の融資残高は前年同期末比18%増の1兆8千億ペソ、受け入れ預金残高は同16%増の2兆2千億ペソへと二桁増加している。財務体質の改善も進んでおり、不良債権(NPL)比率は1.2%と前年同期の1.3%から更に改善、不良債権貸倒引当率は156.4%で同137.9%から一段と向上している。また、自己資本額は約3千億ペソに達している。バーゼルⅢ基準による自己資本比率(CAR)は14.3%、普通株中核自己資本(CET1)比率は12.3%で、中央銀行の各々の最低基準である10%、8.5%をかなり上回っている。
BDOの本店所在地はマニラ首都圏 マカティ市。フィリピン全土に1,200店以上の店舗、4,000台以上のATMを有している。 海外には、香港支店を含む26拠点を有している。また、ジャパンデスクを設置しており、日系企業向けサポート体制が充実している。日本企業のフィリピン進出増加に対応すべく、日本の国際協力銀行(JBIC)や有力地方銀行との提携を進めてきている(18年4月20日のフィリピン証券取引所回覧02664-2018号などより)。
それによると、今第1四半期の主力の純金利収入は前年同期比20%増の222億ペソと好調であった。純利益は59億ペソで前年同期の58億3,1000万ペソからは小幅増であるが、一時的損益を除いた実質ベースでは16%増益であったとのことである。
2017年の年間純利益は前年比7%増の281億ペソで連続最高益更新を継続したが、2018年も堅調なスタートとなった。BDOは、2018年純利益目標を同10%増の310億ペソと設定している。
BDOの資産規模トップの座は一段と強固になっている。今第1四半期末の融資残高は前年同期末比18%増の1兆8千億ペソ、受け入れ預金残高は同16%増の2兆2千億ペソへと二桁増加している。財務体質の改善も進んでおり、不良債権(NPL)比率は1.2%と前年同期の1.3%から更に改善、不良債権貸倒引当率は156.4%で同137.9%から一段と向上している。また、自己資本額は約3千億ペソに達している。バーゼルⅢ基準による自己資本比率(CAR)は14.3%、普通株中核自己資本(CET1)比率は12.3%で、中央銀行の各々の最低基準である10%、8.5%をかなり上回っている。
BDOの本店所在地はマニラ首都圏 マカティ市。フィリピン全土に1,200店以上の店舗、4,000台以上のATMを有している。 海外には、香港支店を含む26拠点を有している。また、ジャパンデスクを設置しており、日系企業向けサポート体制が充実している。日本企業のフィリピン進出増加に対応すべく、日本の国際協力銀行(JBIC)や有力地方銀行との提携を進めてきている(18年4月20日のフィリピン証券取引所回覧02664-2018号などより)。