比ITアウトソーシング/BPO展示商談会、5月8日東京で

比貿易産業省や情報通信技術省など共催、21社参加

2018/04/25

 東京にて「フィリピン・オフショアITアウトソーシング/BPO、展示商談会&セミナー」が開催される。

  フィリピン貿易産業省・輸出マーケティング局(DTI-EMB)、駐日フィリピン共和国大使館貿易投資部、国際機関日本アセアンセンター、フィリピン情報通信技術省、フィリピンソフトウェア産業協会(PSIA)が共催する。開催日時は5月8日10時~16時30分、開催場所は大崎ブライトコアホール(東京都品川区北品川5丁目5-15大崎ブライトコア3F)、参加費は無料(事前登録必須)である。

 このイベントでは、フィリピンのITアウトソーシング会社とBPO会社21社を招聘、その場で相談ができる商談会を開催する。会場ではフィリピンのIT/BPO産業の最新情報や各社のサービスに関するセミナーも同時開催され、1日でフィリピンへのITアウトソーシング/BPOが理解できる構成となっている。

 世界トップクラスのサービスアウトソーシング拠点であるフィリピンから、ソフトウェア開発、ITアウトソーシング、コンタクトセンター、バックオフィス業務BPO、人材サービス等のアウトソーシングサービスプロバイダー、及びフィリピンに進出する外資企業向けのオフィス、ITインフラ、人材等を支援するサービス企業21社が訪日する。まフィリピン国内市場への進出を目指す日本企業の現地パートナーを希望する企業も含まれる。

 開催の背景には次のような大きな流れがある。フィリピンにおいて、好調な経済成長を支える大きな柱となっているIT/BPO産業は、国家の重点産業と位置づけられており、2022年には180万人以上を雇用し、売上高は400億ドルに達する見込みである。

 日本市場向けにも、30年も前からソフトウェア開発やCAD設計分野のアウトソーシングや日系企業の自社拠点において、フィリピン人材が活躍してきた。近年、日本企業のグローバル化の進展や国内の深刻な人材不足の深刻化に伴い、日本企業によるフィリピンへのアウトソーシングやフィリピン人材活用は、コンタクトセンター、各種BPOサービス、オンライン英語教育、ゲーム開発、クリエイティブコンテンツ製作など急速に拡大してきている。

 また、クラウド、モバイル、ソーシャル、ビッグデータ(アナリティクス)のプラットフォームは今や当たり前となった。この新プラットフォーム上で、IoT、AI(人工知能)、マシンラーニング(機械学習)、ロボティクス、AR (拡張現実)、VR(仮想現実)といったテクノロジーを取込んだ新しいサービス、製品、ソリューション、ビジネスモデルなど、これまでになかった新たな価値を創造するデジタルトランスフォーメーション(DX)が世界中で進展していく。若さ、スピード、世界のトレンドを素早くキャッチする感性と言語力、グローバル感覚に優れフィリピンの企業と人材は、日本企業が世界で勝負できるDXを共に創るパートナーとしての実力と可能性にあふれている。そうした連携を可能にすべく開催される一大イベントとなっている

<今回の参加企業の特徴>
1、IT系サービスに関らず、コンタクトセンター、BPO/KPO、人材サービス企業も多く参加
2、オフショアサービスプロバイダーの他、フィリピンに進出したい企業向けの商談相手となりうる企業も参加
  (例)人材採用サービス・オフィス設備、内装サービス、ITインフラ構築サービス、
3、基本的には全企業がバイヤーを探しての参加であるが、中にはフィリピン国内市場向けに自社製品やサービスを販売したい企業のためにディストリビュータや販売パートナーになってもよいという意思表明をしている企業もある。

 このイベントに関する問い合わせ先は駐日フィリピン共和国大使館貿易投資部の堀内氏、クラウディン氏。E-mail:はdtijapan@gol.com、TELは03-6453-9502 、FAXは03-6453-9503である(国際機関日本アセアンセンターのイベント情報などより)。