5月14日はバランガイ選挙で特別休日に

酒類販売・提供禁止:日本大使館が注意喚起

2018/05/03

在フィリピン日本大使館は5月2日、バランガイ(最少行政区)選挙に伴う注意喚起を行った。その内容は以下のとおり。

1.フィリピンでは、5月14日(月)にフィリピン全土でバランガイ選挙が予定されている。選挙運動期間は5月4日(金)から12日(土)までの9日間となる予定であり、また投票日当日(5月14日)は、特別休日(公休日)となり、午前7時から午後3時が投票時間となる予定である。なお、バランガイとは、最小行政単位を意味するフィリピノ語で、フィリピン全土に4万2千あまりに及ぶバランガイが存在する。

2.フィリピン政府は、去る4月14日から、開票、集計等全ての選挙手続きが終了する5月21日までを選挙期間と定め、この期間中、期間選挙運動に絡む暴力行為の抑制等を図るため、一般市民に対する銃火器の携行禁止措置等を講じているが、今後、候補者の選挙運動が活発化するにつれ、選挙絡みの小競り合いや暴力事件、また選挙運動の混乱に乗じたテロ等不測の事態の発生も懸念されることなどから、十分な注意と警戒が必要である。

3.ついては、特にバランガイ選挙当日を含め、同選挙運動期間中にフィリピン渡航・滞在者は、以上の状況を考慮し、以下の事項に十分留意されたし。また、投票日の前日及び当日は、選挙・政治運動、アルコール類の販売・提供・飲用、無料送迎・飲食、金品贈収、露天売買、闘鶏・ボクシング・競馬等の開催等が禁止される。
(1) 最新の関連情報の入手に努め、注意・警戒を怠らない。
(2) 選挙運動が活発化している場所(バランガイ)には近づかないようにし選挙候補者や選挙制度等に関するコメントや批判は避ける。 (3) 選挙運動に伴う小競り合いや抗議活動などに遭遇した場合は、速やかにその場を離れる。なお、警察等当局の指示に接した場合は、指示に従い冷静に対処するように努める。
(4) テロ等の標的となりやすい場所(※)を訪れる際には、周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる、できるだけ滞在時間を短くする等の注意に加え、その場の状況に応じた安全確保に十分注意を払う。
 (※)投票所となる公共施設、各種リゾート施設、各種イベント会場、観光施設、レストラン、ホテル、ショッピングモール、スーパーマーケット等人が多く集まる施設、教会・モスク等宗教関係施設、公共交通機関、政府関連施設(特に軍,警察,治安関係施設)等

 なお、海外渡航前には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにされたし。また、在留届の提出や「たびレジ」への登録を必ず実施されたし。たびレジの登録: https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/
(18年5月2日の在フィリピン日本国大使館発表より)。