レッド・プラネット・ジャパン 、比ホテル事業に直接進出

子会社設立、ボニファシオやカジノシティでホテル建設

2018/06/07

 レッド・プラネット・ジャパン(本社:東京都港区、JASDAQ上場、JASDAQコード:3350)は、6月6日、JASADAQにおいて、「フィリピンにおける子会社の設立及び子会社による固定資産の取得」というタイトルの情報公開を行った。その概要は以下のとおり。

1.子会社設立の経緯
 レッド・プラネット・ジャパンが属するレッドプラネットグループは、バリューホテル分野において、日本、タイ、インドネシア、フィリピンなど、東南アジアを中心に30棟(計 4,783 室)のホテルを所有及び運営している。レッド・プラネット・ジャパンは、その日本法人として、日本国内に5棟(計 704 室)のホテルを運営しているが、今後の更なる飛躍に向けて、フィリピンでのホテル事業に進出することを決定した。

 レッド・プラネット・ジャパンは、親会社の Red Planet Hotels Limited(RPHL、本部:バンコク)より、フィリピン資産取引の提案を受けた。 この取引の対象となるのは、今後建設予定の Red Planet Manila The Fort 及び Red Planet Manila Entertainment City の2棟のホテル開発プロジェクトである。Red Planet Manila The Fort(客室数 245 室)は、マニラのボニファシオ・グローバルシティに位置し、オフィスビル やショッピングモールに近く立地が良好で、バリューホテルの競合はほとんど存在していない。また、Red Planet Manila Entertainment City(客室数 330 室)は、マニラのアセアナ・シティに位置し、ショッピングモールやカジノからも近く好立地であり、マニラ国際空港へのアクセスが秀逸である。そのため、競争優位性が高く、開店初月からキャッシュ・フ ローがプラスになると予想されており2桁の使用資本利益率が見込めることや、すでに土地が確保されており、短期間での開発が可能であることから、レッド・プラネット・ジャパンの収益力向上に繋がると判断して、本取引に応じることを決定した。

 本取引のスキームは、レッド・プラネット・ジャパンが、100%出資してフィリピンに特別目的事業体(SPV)を設立し、このSPV が、RPHL の間接子会社である Red Planet Hotels Philippines Corporation 及び Red Planet Hotels Manila Bay Corporationから、Red Planet Manila The Fort 及び Red Planet Manila Entertainment City の土地の賃借権及び付随する仕掛資産一式を合計1億6,677万ペソ(約3億4,600万ペソ)で取得する。その後、 SPV が当該 2棟のホテルを建設し、運営する。なお、SPV を設立する理由は、今後の法律上及び税務上の管理体制を簡略化するためである。 Red Planet Manila The Fort は 2019 年、Red Planet Manila Entertainment City は 2020 年の開業を予定している。

2.設立する子会社(SPV)の概要
(1) 名称: Red Planet Hotels Manila Corporation
(2) 所在地 :Lot 12, Block 32 10th Avenue, 40th Street, Bonifacio Global City, Taguig, 1634
(3) 代表者の役職・氏名 :代表取締役 マーク・ライネック氏
(4) 事業内容 :ホテル事業
(5) 資本金:1,050万ペソ(約 2,100万円)
(6) 設立年月日 2018 年6月(予定)
(18年6月6日の株式会社レッド・プラネット・ジャパン 情報公開より)