バーゼルⅢ「安定調達比率(NSFR)」規制導入、銀行の負担増との懸念

2018/07/10

  2007年からの米国サブプライム問題に端を発する金融危機にお いては、8%の最低水準を大きく上回る自己資本比率(CAR) を維持していた世界的大手銀行であっても破綻の危機に瀕するとこ ろがあった。これらの銀行の中には、 運用資産の流動性不足により債務の返済が著しく困難となった銀行 があった。  バーゼル委員会は、 銀行が流動性リスク管理を疎かにしたことが原因と捉え、「 健全な流動性リスク管理およびその監督...

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