ミジェック、比の射出成形品事業を拡大へ

JBICと岡崎信用金庫が協調融資

2018/07/26

 国際協力銀行(JBIC)は、725日、ミジェック(本社:愛知県豊川市)のフィリピン法人MJA MOLD PHILS. INC.(MJAM)との間で、融資金額2,800万円(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結した。この融資は、岡崎信用金庫との協調融資によるもので、協調融資総額は4,000万円となる。

 本件は、MJAMがフィリピンのバタンガス州において実施する自動車部品用プラスチック射出成形品の製造・販売事業に必要な資金を融資するものであり、製造設備の増強等に充てられるものである。なお、MUAMは、20136月、バタンガス州タナウアン市に設立された。

 ミジェックは、主に自動車向けワイヤーハーネスに利用されるプラスチック成形部品の製造・販売を行う中小企業である。アジア諸国の経済成長等を背景に、自動車部品等の生産拠点としての役割の拡大が期待されるフィリピンにおいて、ミジェックはMJAMを通じた事業拡大を企図している。今回の融資は、こうしたミジェックの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものである。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、フィリピン等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく方針である(18725日の株式会社国際協力銀行プレスリリースより)。