比イオンファンタジー順調、7月末44店体制

1年間で13店増加、2020年度に81店へ

2018/08/07

 株式会社イオンファンタジーは海外でも、フィリピン、中国、マレーシア、タイ、インドネシア、ベトナムにおいて、ファミリー向けアミューズメント施設およびインドアプレイグラウンドの直営展開を進めるとともに、香港、カンボジアにおいて、ライセンス契約およびフランチャイズの店舗を展開している。
 
 2018年7月は、中国において3店舗、マレーシアにおいて1店舗、フィリピンにおいて2店舗と合計6店舗の新規出店を行った。中国においては、新業態のサーカスをテーマにしたキッズレストラン「モーリーWAKA」の1号店を7月14日中国杭州にオープンし、好評を博している。
 これらの結果、2018 年7月末の海外事業における店舗数は合計390店舗(フランチャイズ店舗等含む)となった。
 
 イオンファンタジーは、2014年5月に子会社「イオンファンタジー・フィリピン」を設立した。同年11月に、イオンファンタジーキッズーナ・フィリピン1号店がマニラ首都圏ケソン市のショッピングモール「ロビンソンズ・ガレリア」内にグランドオープンした。その後、フィリピンにおけるイオンファンタジーキッズーナは着実に増加している。初出店から約1年後の2015年12月には、セブ初となる13号店をオープン、2016年4月には、ミンダナオ初となる18号店(北ダバオ州タグム市のロビンソンズプレイス・タグム店)をオープンした。
 
 すなわち、マニラ首都圏を中心としたドミナント化を推進するとともに、セブ、ダバオなど首都圏以外での出店も積極化させつつある。2018年7月については、7日にビサヤ地方イロイロ市のモール「イロイロ フェスティブ ウォーク」(デベロッパー:メガワールド)にフィリピン43号店、26日にルソン島北部カガヤン州トゥゲガラオ市のモール「トゥゲガラオ ロビンソンズ」に同44号店をオープンした。すなわち、2018年7月末時点で44店となり、前年同月末の31店から13店、率にして42%の増加となった。
 
 なお、イオンファンタジーは、2018年度から2020年度までの中期3カ年計画において、アジアシフトの加速を掲げており、アジア店舗数を2017年度末の389店の1.9倍の730店とする方針である。特にフィリピンにおいては2017年度末比2.1倍の81店と高い伸びを目指している。フィリピンは、年間人口増加率が約2%、9歳以下の人口が2割(2千万人)以上と高く、子供向けアミューズメント施設需要の急拡大が期待できる(18年6月5日の株式会社イオンファンタジーのニュースリリースなどより)。
 
 2018年7月末のイオンファンタジー海外店舗数{( )内の数値は内数でFC等}

モーリーファンタジー

キッズーナ

その他

海外計

2145

1552

21

3907

  中国

1414

48

10

1994

  マレーシア

53

26

8

87

  タイ

14

17

1

32

  フィリピン

-

44

-

44

  インドネシア

1

14

1

16

  ベトナム

4

4

1

9

  カンボジア

11

22

-

33

 (出所::株式会社イオンファンタジー速報資料より作成)