サンミゲルフーズ&ビバレッジ 上半期20%増益
キリン出資のビール事業は18%増収23%営業増益に
2018/08/09
サンミゲルグループの食品と飲料事業を大統合して発足した「サンミゲルフーズ&ビバレッジ(SMFB)」が、8月8日、2018年上半期(1月~6月)の決算速報を発表した。
SMFBの今上半期の売上高は前年同期比(以下、同様)15%増の1,374億ペソ、営業利益は20%増の229億ペソ、純利益は20%増の154億ペソと二桁増収増益決算となった。
ビール製造子会社サンミゲル ブリュワリー(SMB、サンミゲルビール)の売上高は18%増の625億ペソ、営業利益は23%増の173億ペソと好調であった。国内ビールの消費が増加したことにくわえ、SMBブランド強化のための新たなキャンペーンや消費者・取引プログラムの実施などが奏功した。なお、SMBには、キリン・ホールディングス(キリン)が約48.39%出資している。
洋酒事業を展開するヒネブラ サンミゲル(GSMI)の売上高は19%増の120億ペソに達した。社名にもなっている主力製品「ヒネブラ サンミゲル」などが好調であった。二桁増収効果やコスト抑制効果などにより、営業利益は57%増の8億6,200万ペソ、純利益はほぼ倍増となった。
一方、SMFBの食品部門(旧サンミゲル ピュアフーズ)の売上高は12%増の629億ペソ、営業利益は6%増の47億ペソと堅調であった。飼料、家禽・肉類、高付加価値ブランド食品などの事業が堅調に推移した。
なお、SMFBは、2018年8月23日時点の株主に対する配当実施を決議した。1株当たり配当額は、普通株式が0.4ペソ、優先株が14.14225ペソである(18年8月8日のフィリピン証券取引所回覧05401-2018号などより)。
SMFBの今上半期の売上高は前年同期比(以下、同様)15%
ビール製造子会社サンミゲル ブリュワリー(SMB、サンミゲルビール)の売上高は18%
洋酒事業を展開するヒネブラ サンミゲル(GSMI)の売上高は19%
一方、SMFBの食品部門(旧サンミゲル ピュアフーズ)の売上高は12%増の629億ペソ、
なお、SMFBは、