NTT、セブに比5番目の高品質データセンター

2018/09/10

 PLDTのIT子会社であるePLDTは、このほど、ePLDTのデータセンター「VITRO セブ2」(所在地:セブ州マンダウエ市のPLDTコンパウンド)が、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)から、「Nexcenter」として認定されたと発表した。
 
 ePLDTはフィリピン国内で10のデータセンターを運営しているが、これまで、「Nexcenter」として認定されているのは、「VITRO マカティ」、「VITRO パシグ」、「VITRO パラニャーケ」、「VITRO クラーク」であり、「VITRO セブ2」が5番目の「Nexcenter」認定となる。「Nexcenter」はNTT Comのデータセンターサービスブランドである。世界140拠点以上で、グローバル X ノンストップ・データセンターサービスを提供している。
 
 なお、NTT Comとフィリピン最大の通信企業であるPLDは、フィリピンにおける、コロケーションサービス「Nexcenter」の提供を目的として、2015年11月にパートナーシップ協定を締結した。これにより、フィリピンへ事業進出する企業やフィリピンから海外へ事業展開する企業は、従来提供している企業向けネットワークサービス「Arcstar Universal One」に加え、世界共通の高品質コロケーションサービス「Nexcenter」を、フィリピンをはじめ、世界約20カ国の約140拠点で、グローバルシームレスにかつワンストップで利用可能となった。
 
 2015年11月の協定に基づき、NTT ComとPLDTは、PLDTのフィリピン国内の主力データセンター2拠点の設備や運用サービスなどの品質を高め、2016年1月より、コロケーションサービス「Nexcenter」として提供を開始。また、その後建設されるなどの新データセンターにも「Nexcenter」として定める300項目以上のグローバル統一サービス・品質基準を適用している。「VITRO セブ2」もその一つである。コロケーションサービスとは、通常、基幹回線網(バックボーン)を有する通信企業が、他の通信企業の通信機器や設備を自局内に設置することなどを意味する。
 
 NTT ComとNTTドコモはPLDTに出資しており、資本面でも提携関係が継続している。