セブ・パシフィック航空、セブ⇔成田線を毎日運航へ

現行の週4便から増便、地方からの訪日も容易に

2018/09/14

 フィリピン最大の格安航空会社(LCC)セブ航空(ブランド名:セブ・パシフィック航空)は、セブ経由の日本路線を増便し、ビサヤ地域やミンダナオ地域の人々が日本へ容易に旅行できるようにする。
 
 12月1日から、セブ~成田(東京)線を現行の週4便から1日1便に変更する。継ぎ目のないフライトスケジュールで、バコロド、イロイロ、カガヤン・デ・オロあるいはダバオから国内線、国際線共に1度のチェックインで成田に行ける。セブ経由成田線の料金(片道)は、バコロド(7,376ペソ~)、カガヤン・デ・オロ(7,776ペソ~)、ダバオ(7,676ペソ~)、イロイロ(7,576ペソ~)。
 
 セブ・パシフィックの完全子会社セブゴー(Cebgo)のラオ社長兼CEO(最高経営責任者)は、「日本がフィリピン人にとって人気の高い旅行先の一つであることから、ビサヤ地域やミンダナオ地域出身の乗客にセブからのデイリーフライトで日本へ行くという、より現実的な選択肢を提供する」と説明。
 
 一方、フィリピンは日本人観光客の間で人気の高い旅行先である。観光省(DOT)のデータによると、フィリピンを訪問した日本人観光客は、2018年年初から7カ月間(1-7月)で36万6,649人に達した。多くの日本人学生が英語の勉強先にフィリピンを選択している。
 
 セブ・パシフィック航空は、セブ発着便のほか、マニラ~成田線を1日2便、マニラ~名古屋線を週5便、マニラ~関空(大阪)線を週4便、マニラ~福岡線を週3便運航している。日本路線はセブ・パシフィック航空にとって強力な成長の原動力の一つである。