9月の新車販売、9.7%減の3万1千台(工業会ベース)

9カ月間で13.8%減の26万1千台、日産の躍進目立つ

2018/10/12

 フィリピン自動車工業会(CAMPI)が、10月11日、2018年9月及び9カ月間(1月~9月)の新車販売動向を発表した。
 
 それによると、2018年9月のフィリピン国内四輪車新車販売台数(CAMPIとトラック工業会加盟企業分:以下工業会加盟企業分と記す)は、前年同月比9.7%減の3万1,116台へと減少した。車種別内訳は、乗用車が同10.2%減の9,441台(構成比30.3%)と二桁減少、商用車も同9.4%減の2万1,675台(構成比69.7%)と低調であった。

 これは、2018年2月からカ月連続の前年同月比減少である、ただ、9月の9.7%という減少率は、今年月間減少率最大となった7月の24.1%、8月の14.1%からは減少率がかなり縮小した。また、前月(2018年8月)からは2.6%増加した。

 これらの結果、2018年9カ月間(1月~9月)の新車総販売台数(工業会加盟企業分)は前年同期比13.8%減の26万1,057台となっている。車種別内訳は、乗用車が同20.2%減の8万1,078台(構成比31.1%)と大幅減少、商用車も同10.6%減の17万9,979台(構成比68.9%)と二桁減少となっている。
 
 予想された通り、2018年9カ月間は車両税改定(大半の車種が税率上昇)にくわえ、インフレ率上昇による実質購買力の低下、金利上昇の影響などで前年同期比二桁マイナスという結果となった2017年のフィリピン国内四輪車新車販売台数は6年連続での史上最高記録更新となったが、2018年は第4四半期にどの程度挽回できるかが焦点となるといえよう。
 
 メーカー別販売台数シェア首位は、トヨタモーター・フィリピンの42%で依然断トツであった。そして、第2位が三菱モータース・フィリピンの19.38%、第3位がフィリピン日産の9.39%、第4位がフォードモーター ・フィリピンの6.94%、第5位がホンダカーズ・フィリピンの6.67%と続く。

 業界全体の新巣販売台数が二桁減少する中で、日産フィリピンの販売台数が大幅増加、シェアも急上昇、ついに第3位にまで上昇していることが注目される。ピックアップトラック「NP300 ナバラ」や新発売の中型スポーツ多目的車(SUV)「TERRA(テラ)」が牽引役となっている。日産自動車のフィリピンでのシェアは2012年には3%台まで低下したが、2013年末のフィリピン日産(NPI、本社:マニラ首都圏)設立など販売基盤再強化策が奏功しているといえよう。