ボラカイ島フライデー運営企業、7カ月間で42%減収に

半年間の閉鎖響く、再開後の11月36%減、12月7%減

2019/01/10

 ホテル・レジャー企業のブルバード・ホールディングス(BHI、会計期末5月末)が、2018年12月のグループ連結売上高を発表した。BHIは、ボラカイ島の著名リゾート『フライデー』などの所有・運営企業である。BHIの収益は、2018年4月末からの6カ月間のボラカイ島全面閉鎖の悪影響を受けている。
 
 BHIの2018年12月の売上高は前年同月比7%減の1,074万ペソとなった。10月末にボラカイ島全面閉鎖は解除され、『フライデー』も営業を再開したが、依然全面閉鎖の影響が残っているといえよう。今年度7カ月間(2018年6月~12月)の売上高は前年同期比42%減の2,942万ペソであった。ちなみに、11月は前年同月比36%減の586万ペソであり回復傾向にはあるといえよう。
 
 『フライデー』は世界的な観光地のボラカイ島でも超一等地に立地している。6カ月間閉鎖されていたが、10月30日に営業を再開した。また、BHIは、ミマロパ地方東ミンドロ州のプエルトガレラのボケテビーチにおいても、『フライデー プエルトガレラ リゾート』を建設、2017年12月20日にソフトオープンした。バタンガス港からボートで約1時間10分で到着する(19年1月9日のフィリピン証券取引所回覧00152-2019号などより)。