オカダ・マニラ、18年の総売上高290億ペソに

カジノ売上高272億ペソ、その他1億5千万ペソ

2019/01/11

    ユニバーサルエンターテインメントは1月10日、フィリピンのマニラ・ベイ地区で展開している統合型リゾート(IR)施設「Okada Manila」(オカダ・マニラ)の2018年12月度の月次実績について発表した。
 
 それによると、12月度におけるカジノ総売上高は前月比13%減の25億2,200万ペソ、非カジノ売上高は同69%増の2億9,900万ペソ、調整後EBITDAは同10%減の4億7,490万ペソとなった。この結果、2018年度年間のカジノ総売上高は272億1,900万ペソ、非カジノ売上高は17億5,400万ペソ、調整後EBITDAは21億3,700万ペソとなった。
 
 12月のカジノ総売上高の減少は、勝率が予想値を下回ったことが主な要因だが、ローリング数・ドロップ数・ハンドル数といった各セグメントのボリュームにおいては、前月比でさらに増加し好調を維持している。非カジノ売上高に関しては、ホリデーシーズン要因もあり、過去最高を達成した。

 12月の調整後EBITDAにおいては、粗利率の高いマスマーケット向けのカジノの売上高比率が増えたことで、高い利益率を維持している。また、12月の施設来場者は過去最高を達成し、ホテルの稼働率も97.7%と引き続き高い水準で推移している。なお、ホテルのタワーAは全室オープンした(19年1月10日のユニバーサルエンターテインメント発表より)
 

カジノリゾート事業月次実績(単位:百万ペソ)
項目  第3四半期
累計実績
10月度実績 11月度実績 12月度実績 12カ月間
累計実績
カジノ総売上高 19,110 2,676 2,912 2,522 27,220
 VIPテーブルゲーム 8,866 1,248 1,454 1,083 12,651
 マスマーケット・テーブルゲーム 4,692 720 763 666 6,841
 ゲーミングマシン 5,551 709 695 773 7,728
非カジノ売上高 1,132 147 176 299 1,754
 
売上高合計 20,242 2,823 3,088 2,821 28,974
調整後 EBITDA 763.6 370.6 527.8 474.9 2,137.0
(出所:ユニバーサルエンターテインメント資料より作成、ドル換算率:1米ドル=約52ペソ)
注:調整後EBITDAには、不動産関連取引の収益は含まれず。