グローブ最高益、18年の純利益22%増の184億ペソ

コア利益は37%増の186億ペソ、収入は10%増

2019/02/13

 大手通信企業グローブ・テレコム(グローブ)が、2月12日、2018年(1月~12月)の決算速報を発表した。 
 
 グローブ・テレコム(グローブ)の2018年のサービス収入は前年比(以下、同様)10%増の1,402億ペソに達した。一方、営業費用は1%増の754億ペソにとどまったことから、税金・金利・償却前利益(EBITDA)は22%増の649億ペソ、報告帰属純利益は同22%増の184億ペソへと二桁増加した。一時的損益や外為変動損益などを除いたコア純利益は同37%の186億ペソに達した。いずれも過去最高となった。なお、新会計基準ベースでは、サービス収入は1,329億ペソ、帰属純利益は187億ペソ、コア純利益も187億ペソとなる。
 
 グローブは2014年と2015年の決算において、連続で、収入、税金・金利・償却前利益(EBITDA)、純利益、コア純利益ともに過去最高を記録、2016年も実質過去最高記録更新となるなど好調を維持してきた2017年は競争激化や先行投資負担増などで一服という結果となったが、2018年は早くも再上昇基調となった。
 
 グローブはが高水準の設備投資を継続している。設備投資額対営業収入比率は2015年から平均31%で推移してきている。2018年の設備投資額は433億ペソに達し、2019年は45%増の630億ペソと予定している(19年2月12日のフィリピン証券取引所回覧00798-2019号より)。