長大、ミンダナオで低炭素型開発事業を推進
『人と夢を技術でつなぐ建設コンサルタント』発行
2019/03/24
総合建設コンサルタントの長大(本社:東京都中央区)は、雇用不足と和平問題が根深く存在するミンダナオ島において、2011年以降、ブトゥアン市並びに北アグサン州を中心に、様々な事業を通して地域の経済開発に貢献してきている。
例えば、河川での小水力発電事業、バイオマス発電事業、人口約40万人のブトゥアン市への水道供給コンセッション事業、高生産性・高付加価値を提供する営農技術と養殖再生技術に基づくアグリ・アクア事業等、経済産業省、環境省、JICA、JBIC等からの支援を得ながら、民間主導型PPPによる地域開発として個別の事業開発を行ってきた。
そして、より深く地域の経済発展に貢献するべく、また、世界的な趨勢である低炭素社会を目指し、再生可能エネルギー事業開発を拡大すると共に、地域の天然資源を活用した創エネとその有効活用を図るための省エネ型工業団地の開発や農林水産品加工業誘致により、エネルギーの地産地消をベースにした低炭素型経済開発を進めつつある。また、地元で生産された産品のバリューチェーンを構築するため、道路・港湾等の周辺インフラの開発・強化提案により日比両国政府の関与を促し、より本格的なPPPによる地域開発を進めていく方針である。それにより、ブトゥアン市周辺エリアをはじめ、ミンダナオ島の経済発展に強く貢献すると共に、日本の地方にある優れた技術やノウハウの輸出を通して、日本の地方創生にも貢献していく考えである。
長大はこのような持続可能な地域開発事業を幅広く展開する一方、日比経済合同委員会、日比産業協力対話、セブ州自治体研修、緑の気候基金セミナーなど多くのセミナー・イベントに登壇、ミンダナオ事業紹介や、低炭素型経済開発やそのためのインフラ整備の重要性、建設コンサルタントの役割などに関する啓蒙活動も積極的に行っている。
このような啓蒙活動や営業活動の一環として、創立50周年を迎えた2018年12月に、書籍『人と夢を技術でつなぐ建設コンサルタント』を発行した。監修は、代表取締役社長の永冶泰司氏、編著は、経営企画本部財務・法務部長兼長大フィリピン社長の加藤聡氏と、事業推進本部事業企画部長の宗広裕司氏の2名である。
本書は、建設コンサルタント業界や、長大を含む建設コンサルタントの過去、現在、そして未来のあり方についてまとめたものである。本書を通して、建設コンサルタントというなかなか分かりにくい業界、業務内容について整理をし、職業としてや、あるいは建設業界に対する理解が深まることを企図したものである。これから就職を考える学生やその家族、業界外の人達も読者対象に想定し、写真やイラスト、マンガも交えて、親しみやすく読みやすい内容となっている。
本書の発行元は株式会社クロスメディア・パブリッシング、発売元は株式会社インプレス、定価は本体1,280円(税別)、A5判286ページ、4章構成となっている。第1章が「インフラが人々を笑顔にする」、第2章が「身近にある建設コンサルタントの仕事」、第3章が「人と夢を技術でつなぐ26の事例」、第4章が「よりよい社会を実現するために」である。
第1章では、漫画も取り入れてフィリピン・ミンダナオ島での活動を取り上げている。長大が当地で地域開発事業に取り組むことになった背景や事業化までの苦労を、最初に着手したアシガ水力発電事業を中心にまとめられている。また、第3章の事例紹介のところでは、事業推進本部事業企画部課長兼長大フィリピン副社長の大浦雅幸氏が、ミンダナオ島での小水力発電と上水供給事業という2つの事業について執筆して取り扱っているほか、第4章でもフィリピンの事業について言及がされている。
上記の内容から、長大のフィリピンに対する注力度を推し量れることができるとともに、ミンダナオ島の情報についてもしっかり掲載されていて、情報の少ないミンダナオ島現地の状況を知ることもできる。現地提携企業と進めているミンダナオでの長大事業がどういう形で始まり、どういうことを目指しているのかも仔細に書かれており、日本人(特にビジネスパーソン)や日本企業関係者にも参考になる部分も多々あるかと思われる。フィリピン、特にミンダナオのビジネスや投資情報源としても非常に有益といえよう。
建設コンサルタントは、道路や鉄道、電力や通信、港湾や空港といった、経済活動や安全・安心な生活のために不可欠なインフラの整備や維持管理に関わる仕事を担いながら、一般の人々にとって馴染みのない存在といえる。建設コンサルタントは今、大きな変革の波にさらされている。大浦氏は、本書を通じて、建設コンサルタントの知名度向上、優秀な人材の流入や定着、引いては業界全体の地位向上等に貢献できればと説明している。
【お知らせ】
本記事に関連して長大に取材をした際に、この『人と夢を技術でつなぐ建設コンサルタント』を長大から3冊提供していただきました。今回、この3冊を読者の方にプレゼントいたします。希望者は、取得希望、氏名、所属、住所、電話番号、本記事についての感想を添えて、WCLソリューションズ・フィリピンまでメール送信願います(メールアドレス:wcl@pheconomist.com)。締切は4月3日。希望者が多数の場合は抽選とさせていただき、当選者の発表は、本書の発送をもって代えさせていただきます
例えば、河川での小水力発電事業、バイオマス発電事業、人口約40万人のブトゥアン市への水道供給コンセッション事業、高生産性・高付加価値を提供する営農技術と養殖再生技術に基づくアグリ・アクア事業等、経済産業省、環境省、JICA、JBIC等からの支援を得ながら、民間主導型PPPによる地域開発として個別の事業開発を行ってきた。
そして、より深く地域の経済発展に貢献するべく、また、世界的な趨勢である低炭素社会を目指し、再生可能エネルギー事業開発を拡大すると共に、地域の天然資源を活用した創エネとその有効活用を図るための省エネ型工業団地の開発や農林水産品加工業誘致により、エネルギーの地産地消をベースにした低炭素型経済開発を進めつつある。また、地元で生産された産品のバリューチェーンを構築するため、道路・港湾等の周辺インフラの開発・強化提案により日比両国政府の関与を促し、より本格的なPPPによる地域開発を進めていく方針である。それにより、ブトゥアン市周辺エリアをはじめ、ミンダナオ島の経済発展に強く貢献すると共に、日本の地方にある優れた技術やノウハウの輸出を通して、日本の地方創生にも貢献していく考えである。
長大はこのような持続可能な地域開発事業を幅広く展開する一方、日比経済合同委員会、日比産業協力対話、セブ州自治体研修、緑の気候基金セミナーなど多くのセミナー・イベントに登壇、ミンダナオ事業紹介や、低炭素型経済開発やそのためのインフラ整備の重要性、建設コンサルタントの役割などに関する啓蒙活動も積極的に行っている。
このような啓蒙活動や営業活動の一環として、創立50周年を迎えた2018年12月に、書籍『人と夢を技術でつなぐ建設コンサルタント』を発行した。監修は、代表取締役社長の永冶泰司氏、編著は、経営企画本部財務・法務部長兼長大フィリピン社長の加藤聡氏と、事業推進本部事業企画部長の宗広裕司氏の2名である。
本書は、建設コンサルタント業界や、長大を含む建設コンサルタントの過去、現在、そして未来のあり方についてまとめたものである。本書を通して、建設コンサルタントというなかなか分かりにくい業界、業務内容について整理をし、職業としてや、あるいは建設業界に対する理解が深まることを企図したものである。これから就職を考える学生やその家族、業界外の人達も読者対象に想定し、写真やイラスト、マンガも交えて、親しみやすく読みやすい内容となっている。
本書の発行元は株式会社クロスメディア・パブリッシング、発売元は株式会社インプレス、定価は本体1,280円(税別)、A5判286ページ、4章構成となっている。第1章が「インフラが人々を笑顔にする」、第2章が「身近にある建設コンサルタントの仕事」、第3章が「人と夢を技術でつなぐ26の事例」、第4章が「よりよい社会を実現するために」である。
第1章では、漫画も取り入れてフィリピン・ミンダナオ島での活動を取り上げている。長大が当地で地域開発事業に取り組むことになった背景や事業化までの苦労を、最初に着手したアシガ水力発電事業を中心にまとめられている。また、第3章の事例紹介のところでは、事業推進本部事業企画部課長兼長大フィリピン副社長の大浦雅幸氏が、ミンダナオ島での小水力発電と上水供給事業という2つの事業について執筆して取り扱っているほか、第4章でもフィリピンの事業について言及がされている。
上記の内容から、長大のフィリピンに対する注力度を推し量れることができるとともに、ミンダナオ島の情報についてもしっかり掲載されていて、情報の少ないミンダナオ島現地の状況を知ることもできる。現地提携企業と進めているミンダナオでの長大事業がどういう形で始まり、どういうことを目指しているのかも仔細に書かれており、日本人(特にビジネスパーソン)や日本企業関係者にも参考になる部分も多々あるかと思われる。フィリピン、特にミンダナオのビジネスや投資情報源としても非常に有益といえよう。
建設コンサルタントは、道路や鉄道、電力や通信、港湾や空港といった、経済活動や安全・安心な生活のために不可欠なインフラの整備や維持管理に関わる仕事を担いながら、一般の人々にとって馴染みのない存在といえる。建設コンサルタントは今、大きな変革の波にさらされている。大浦氏は、本書を通じて、建設コンサルタントの知名度向上、優秀な人材の流入や定着、引いては業界全体の地位向上等に貢献できればと説明している。
【お知らせ】
本記事に関連して長大に取材をした際に、この『人と夢を技術でつなぐ建設コンサルタント』を長大から3冊提供していただきました。今回、この3冊を読者の方にプレゼントいたします。希望者は、取得希望、氏名、所属、住所、電話番号、本記事についての感想を添えて、WCLソリューションズ・フィリピンまでメール送信願います(メールアドレス:wcl@pheconomist.com)。締切は4月3日。希望者が多数の場合は抽選とさせていただき、当選者の発表は、本書の発送をもって代えさせていただきます