オカダ・マニラ第1四半期90%増収、100億ペソ突破

カジノ売上95億ペソ、EBITDA38倍の15億ペソ

2019/04/15

     ユニバーサルエンターテインメントは4月12日、フィリピンのマニラ・ベイ地区で展開している統合型リゾート(IR)施設『Okada Manila(オカダ・マニラ)』の2019年3月度の月次実績(速報値)について発表した。
 
 それによると、3月度における総売上高は前年同月比69%増の34億9,400万ペソ、そのうち、カジノ総売上高は68%増の32億9,700万ペソ、その他売上高は96%増の1億9,600万ペソと増加した。調整後EBITDAは5億0,900万ペソの黒字で、前年同月から3億7,000万ペソ、率にして266%の増加となった。

 前月比におけるカジノ総売上高の増加は、中国春節休暇明け後の国内及び国外プレーヤー数の回復が主な要因であり、VIPテーブル、マステーブル、ゲーミングマシンの各取扱高が増加した。3月中に新たなジャンケットが追加され、ローリングチップ取扱高の増加に寄与する結果となった。

 2019年第1四半期(1月~3月)の総売上高は前年同期比90%増の100億5,500万ペソ、そのうち、カジノ総売上高は91%増の95億1,700万ペソ、その他売上高は67%増の5億3,800万ペソと増加した。調整後EBITDAは15億1,900万ペソで、前年同期から約38倍の増加となった(19年4月12日のユニバーサルエンターテインメント発表より)。



カジノリゾート事業月次実績(単位:百万ペソ、1ペソ=約2.1円)
項目 2018年3月度 2019年2月度 2019年3月度
カジノ総売上高 1,964 2,378 3,297
 VIPテーブルゲーム 944 969 1,673
 マスマーケット・テーブルゲーム 473 699 714
 ゲーミングマシン 546 710 911
その他売上高 100 166 196
 
売上高合計 2,064 2,544 3,494
調整後 EBITDA* 139 361 509
(出所:ユニバーサルエンターテインメント資料より作成、注:2019年3月度は速報値)

カジノリゾート事業第1四半期(1月~3月)実績(単位:百万ペソ、1ペソ=約2.1円)
項目 2018年第1四半期 2019年第1四半期 伸び率
カジノ総売上高 4,982 9,517 91%
 VIPテーブルゲーム 2,007 4,927 145%
 マスマーケット・テーブルゲーム 1,368 2,198 61%
 ゲーミングマシン 1,607 2,392 49%
その他売上高 323 538 67%
 
売上高合計 5,305 10,055 90%
調整後 EBITDA* 40 1,519 3,698%
(出所:ユニバーサルエンターテインメント資料より作成、注:2019年3月度は速報値)
*調整後EBITDA=営業損益+減価償却費及び償却費+その他の調整項目