訪日意向比率、フィリピン93%で第3位に
電通「ジャパンブランド調査」(20カ国・地域)
2019/04/18
電通(本社:東京都港区)は、日本の文化や強みを生かした商品やサービスを海外展開する「クールジャパン」関連事業の一環として、2018年12月に20カ国・地域で「ジャパンブランド調査2019」を実施、その結果・分析を4月15日に発表した。
20カ国・地域とは、中国、香港、台湾、韓国、インド、シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン、オーストラリア、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、トルコである。
全社横断プロジェクト「チーム・クールジャパン」が実施した本調査は、2011年から対象エリアやサンプル数、設問項目を追加しながら継続的に行っているもので、今年で9回目の調査となる。親日度(日本に対する好意度)や訪日旅行意向、訪問地域とその理由、日本および日本産品に対する興味・関心やイメージなどに関する詳細データと知見の収集を目的としている。今回はインバウンドで注目が高まるトルコを新たに調査対象国として選定した。主なファインディングスは以下のとおり。
(1)20カ国・地域全体で、日本は「行きたい旅行先」でNo.1。訪日意向は欧州エリアの国々の伸びが顕著に。
(2)2025年大阪・関西万博は、既に認知が約5割、「見に行く予定・見に行きたい」人は約4割。
(3)訪日の阻害要因は、20カ国・地域の全体では「費用」、「言葉」、「距離」がトップ3。
(4)日本製品が持つイメージの競争優位性は「ハイテク」、「高性能」、「信頼できる」。2015年と比較すると「こだわりがある」、「他にはない(Only one)」が大きく増加。
(5)今後使ってみたい日本ブランドのカテゴリーでは「健康食品・飲料」、「化粧品」、「医薬品」が上位に。
(6)日本が、「女性にとって生きやすい/活躍している」と思っている国のトップ5はインドネシア、トルコ、インド、フィリピン。障がい者にとってそうだと思っている国はトルコ、タイ、インドネシア、フィリピン、インド。
訪日意向(「1年以内に渡航する予定がある」+「日程は決まっていないがいつか行きたいと思っている」)に関しては、フィリピンは93.3%で、香港の98.3%、インドネシアの95.3%に次ぐ3位となった。前回の96.7%(1位)からは若干低下したが依然高水準であった。
日本製品のイメージトップ3は「ハイテク」(47.3%)、「高性能」(41.8%)、「信頼できる」(41.6%)。韓国製や中国製と比較すると全体的にスコアが高いが、「人気がある」(23.5%)、「おしゃれな」(20.1%)では拮抗している。ちなみに、韓国製品に対するイメージにおいて、「ハイテク」は25.7%で日本製品の半分くらいであるが、「人気がある」は24.3%、「おしゃれな」は22.7%で日本製品を上回る結果となった。
日本製品が持つイメージの競争優位性は、2015年と比較すると、依然はより特徴的に高かった「ハイテク」、「高性能」はややスコアダウンし、代わりに、「こだわりがある」、「他にはない(Only one)」が大きく増加している。「こだわりのある」のスコアが特に高まっているのはインドネシア(+39.7ポイント)。「他にはない(Only one)」に関してはフィリピン(+31.2ポイント)の伸びが最高となっている。
使ってみたい日本ブランドのカテゴリーの1位である「健康食品・飲料」について、特に関心が高い国・地域は香港、タイ、フィリピンで5割を超えるスコアとなっている。また、今後の成長ポテンシャルが高いと考えられるカテゴリーは「医薬品」、「ジュエリー(真珠など)」。「ジュエリー」の意向が高いのはASEANエリア、特にフィリピン、ベトナム、インドネシアで高い(19年4月15日の株式会社電通ニュースリリースより)。
20カ国・地域とは、中国、香港、台湾、韓国、インド、シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン、オーストラリア、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、トルコである。
全社横断プロジェクト「チーム・クールジャパン」が実施した本調査は、2011年から対象エリアやサンプル数、設問項目を追加しながら継続的に行っているもので、今年で9回目の調査となる。親日度(日本に対する好意度)や訪日旅行意向、訪問地域とその理由、日本および日本産品に対する興味・関心やイメージなどに関する詳細データと知見の収集を目的としている。今回はインバウンドで注目が高まるトルコを新たに調査対象国として選定した。主なファインディングスは以下のとおり。
(1)20カ国・地域全体で、日本は「行きたい旅行先」でNo.1。訪日意向は欧州エリアの国々の伸びが顕著に。
(2)2025年大阪・関西万博は、既に認知が約5割、「見に行く予定・見に行きたい」人は約4割。
(3)訪日の阻害要因は、20カ国・地域の全体では「費用」、「言葉」、「距離」がトップ3。
(4)日本製品が持つイメージの競争優位性は「ハイテク」、「高性能」、「信頼できる」。2015年と比較すると「こだわりがある」、「他にはない(Only one)」が大きく増加。
(5)今後使ってみたい日本ブランドのカテゴリーでは「健康食品・飲料」、「化粧品」、「医薬品」が上位に。
(6)日本が、「女性にとって生きやすい/活躍している」と思っている国のトップ5はインドネシア、トルコ、インド、フィリピン。障がい者にとってそうだと思っている国はトルコ、タイ、インドネシア、フィリピン、インド。
訪日意向(「1年以内に渡航する予定がある」+「日程は決まっていないがいつか行きたいと思っている」)に関しては、フィリピンは93.3%で、香港の98.3%、インドネシアの95.3%に次ぐ3位となった。前回の96.7%(1位)からは若干低下したが依然高水準であった。
日本製品のイメージトップ3は「ハイテク」(47.3%)、「高性能」(41.8%)、「信頼できる」(41.6%)。韓国製や中国製と比較すると全体的にスコアが高いが、「人気がある」(23.5%)、「おしゃれな」(20.1%)では拮抗している。ちなみに、韓国製品に対するイメージにおいて、「ハイテク」は25.7%で日本製品の半分くらいであるが、「人気がある」は24.3%、「おしゃれな」は22.7%で日本製品を上回る結果となった。
日本製品が持つイメージの競争優位性は、2015年と比較すると、依然はより特徴的に高かった「ハイテク」、「高性能」はややスコアダウンし、代わりに、「こだわりがある」、「他にはない(Only one)」が大きく増加している。「こだわりのある」のスコアが特に高まっているのはインドネシア(+39.7ポイント)。「他にはない(Only one)」に関してはフィリピン(+31.2ポイント)の伸びが最高となっている。
使ってみたい日本ブランドのカテゴリーの1位である「健康食品・飲料」について、特に関心が高い国・地域は香港、タイ、フィリピンで5割を超えるスコアとなっている。また、今後の成長ポテンシャルが高いと考えられるカテゴリーは「医薬品」、「ジュエリー(真珠など)」。「ジュエリー」の意向が高いのはASEANエリア、特にフィリピン、ベトナム、インドネシアで高い(19年4月15日の株式会社電通ニュースリリースより)。