オリコ、比で自動車ローン事業参入へ

6億ペソで比オリコ オートファイナンス設立

2019/05/20

  オリエントコーポレーション(オリコ、本社:東京都千代田区)は、フィリピンにおいてオートローン事業に進出する。

 具体的には、関係当局の許認可を前提に子会社を設立することを決定した。この子会社の所在地はマニラ首都圏、設立は2019年9月、営業開始は2019年12月と予定している。主な事業内容はオートローン事業、資本金は6億ペソ(約13億円)、オリコが100%出資する完全子会社となる。
 
 オリコのオートローン事業は、業界トップクラスの取扱高を誇る主要事業であり、海外においても2015 年に開始したタイのオートローン事業は、現在取扱件数・取扱高ともに順調に推移している。 フィリピンは人口1億人以上を有し、ASEAN主要国において、中間所得層の増加など今後も高い経済成長が期待できる有望国であることから、新中期経営方針における基本戦略の一つである「アジアへの事業展開の拡大」に基づき東南アジアへの進出を加速するべく、オートローン事業に参入することを決定した。

 オリコは、これまで日本国内やタイで培ったノウハウを最大限活用し、他社との差別化を図りながらアジアでの収益拡大を担う重要な子会社を目指すとともに、オートローン事業の拡大を通じて、フィリピンの自動車市場の発展に貢献していく方針である(19年5月16日の株式会社オリエントコーポレーションのニュースリリースなどより)。