首都高速道路など日本3社、比高速道路向上を支援

中日本高速やジェックスウェイとともにMPTCと提携覚書

2019/05/22

 香港ファースト・パシフィックの現地法人であり、PLDTの姉妹会社でもあるメトロ・パシフィック・インベストメンツ(MPIC)の道路事業子会社であるメトロ・パシフィック・トールウェイズ(MPTC)が、日本の高速道路運営企業と提携する。

 MPTCはこのほど、日本高速道路インターナショナル株式会社(JEXWAY:ジェックスウェイ、本社:東京都千代田区)、中日本高速道路株式会社(NEXCO、本社:名古屋市)、首都高速道路株式会社(MEX)との間で、高速道路インフラプロジェクトにおいて、相互協力関係を構築し促進することや情報交換などを目的として、協定覚書を締結した。日系3社は、フィリピンでの高速道路運営の効率化や向上や、環境対策、災害対策なども支援していく。 

 なお、日本高速道路インターナショナル株式会社は、2012年5月、フィリピン公共事業道路省(DPWH)との間で、高速道路インフラプロジェクトにおいて、相互協力関係を構築し、促進することを目的とした協定を締結している。

 MPTCは」、フィリピン国内で、北ルソン高速道路(NLEx)、 スービック-クラーク-タルラック高速道路(SCTEx)、マニラ-カビーテ高速道路(CAVITEx)を運営している。近年は、ASEANなどに積極進出しており、タイのバンコク都心から北郊に伸びる有料自動車専用道路のドンムアン・トールウェイへの共同出資、ベトナムのホーチミン市のCII橋梁道路インベスト社(CII B&R)への45%出資などの実績がある。更なる、飛躍を図るべく、日系企業との提携を模索してきたようである。