ジョリビーF上半期34%減益、市場に失望感
国内3,195店、海外1,418店の合計4,613店に
2019/08/06
ファーストフード・チェーン最大手のジョリビー・フーズ(JFC)は8月5日、2019年上半期(1月~6月)の決算速報を発表した。
JFCの今上半期のグループ全体の総小売売上高は前年同期比(以下、同様)13.8%増の1,137億1,000万ペソ、収入は10.1%増の840億3,000万ペソと二桁増になった。海外事業(欧州、中東、アジア)の売上高は8.6%増、北米11.3%増、中国事業2.3%増(フィリピンペソ換算では為替差損により5.2%減)。既存店の売上高は1.1%の減少であった。
しかし、2018年4月に子会社化した米国のハンバーガー・チェーンであるスマッシュバーガーの損失やレッドリボンの新工場への移転に伴う特別製造経費と売上伸び悩みが響き、営業利益は33.3%減の29億1,000万ペソ、帰属純利益は34.4%減の26億6,000万ペソと二桁減益となった。
ジョリビー・グループは今上半期に合計170店舗(国内111店舗、海外59店舗)をオープンした。2019年6月末現在、JFCの国内店舗数は3,195店に達している。内訳はハンバーガーのジョリビー1,163店、中華のチャウキン590店、ピザのグリーンウイッチ284店、ケーキ・ベーカリーのレッドリボン479店、鶏肉・バーベキューのマン・イナサル577店、バーガー・キング101店、ベトナム麺のフォー24(PHO24)が1店となっている。
一方、海外店舗数は1,418店舗に達した。そのうち、中国ではファーストフード・チェーンのYongheキング(永和大王)が323店、粥チェーンの宏状元餐が45店、ダンキン・ドーナツ(中国)9店となっている。海外でのジョリビーは238店(ベトナム118店、ブルネイ17店、香港8店、シンガポール7店、マカオ1店、マレーシア1店、米国37店、カナダ4店、サウジ13店、UAE14店、カタール7店、クウェート6店、バーレーン1店、オマーン1店、イタリア1店、英国1店、グアム1店)。レッドリボン(米国31店)、チャウキン47店(米国15店、UAE21店、カタール4店、クウェート3店、オマーン2店、サウジ2店)、ハイランズ・コーヒー340店(ベトナム297店、フィリピン43店)、PHO24(ベトナム18店、インドネシア16店)、ハードロックカフェ6店(ベトナム2店、香港3店、マカオ1店)、スマッシュバーガーは345店。これらのJFCグループの国内外合計店舗数は4,613店舗に達した。
7月24日、完全子会社ジョリビー・ワールドワイド(JWPL、シンガポール)を通じて、米国ロサンゼルスを本拠地とする大手喫茶店チェーン「The Coffee Bean & Tea Leaf」(CBRL)の株式100%を買収するために、シンガポールを本拠地とする新たな持株会社へ1億米ドル投資することを取り決めたと発表した。JWPLの完全子会社ジャバ・ベンチャーズ(Java Ventures, 米国)が買収を進める。ジャバ・ベンチャーズは最終的には新持株会社の完全子会社となる。買収対価総額は3億5,000万米ドル(買収された事業には買収時の負債無し)。JFCはブリッジローンで資金を調達する見通し(19年8月5日のフィリピン証券取引所回覧05440-2019号などより)。
JFCの今上半期のグループ全体の総小売売上高は前年同期比(以下、同様)13.8%増の1,137億1,000万ペソ、収入は10.1%増の840億3,000万ペソと二桁増になった。海外事業(欧州、中東、アジア)の売上高は8.6%増、北米11.3%増、中国事業2.3%増(フィリピンペソ換算では為替差損により5.2%減)。既存店の売上高は1.1%の減少であった。
しかし、2018年4月に子会社化した米国のハンバーガー・チェーンであるスマッシュバーガーの損失やレッドリボンの新工場への移転に伴う特別製造経費と売上伸び悩みが響き、営業利益は33.3%減の29億1,000万ペソ、帰属純利益は34.4%減の26億6,000万ペソと二桁減益となった。
ジョリビー・グループは今上半期に合計170店舗(国内111店舗、海外59店舗)をオープンした。2019年6月末現在、JFCの国内店舗数は3,195店に達している。内訳はハンバーガーのジョリビー1,163店、中華のチャウキン590店、ピザのグリーンウイッチ284店、ケーキ・ベーカリーのレッドリボン479店、鶏肉・バーベキューのマン・イナサル577店、バーガー・キング101店、ベトナム麺のフォー24(PHO24)が1店となっている。
一方、海外店舗数は1,418店舗に達した。そのうち、中国ではファーストフード・チェーンのYongheキング(永和大王)が323店、粥チェーンの宏状元餐が45店、ダンキン・ドーナツ(中国)9店となっている。海外でのジョリビーは238店(ベトナム118店、ブルネイ17店、香港8店、シンガポール7店、マカオ1店、マレーシア1店、米国37店、カナダ4店、サウジ13店、UAE14店、カタール7店、クウェート6店、バーレーン1店、オマーン1店、イタリア1店、英国1店、グアム1店)。レッドリボン(米国31店)、チャウキン47店(米国15店、UAE21店、カタール4店、クウェート3店、オマーン2店、サウジ2店)、ハイランズ・コーヒー340店(ベトナム297店、フィリピン43店)、PHO24(ベトナム18店、インドネシア16店)、ハードロックカフェ6店(ベトナム2店、香港3店、マカオ1店)、スマッシュバーガーは345店。これらのJFCグループの国内外合計店舗数は4,613店舗に達した。
7月24日、完全子会社ジョリビー・ワールドワイド(JWPL、シンガポール)を通じて、米国ロサンゼルスを本拠地とする大手喫茶店チェーン「The Coffee Bean & Tea Leaf」(CBRL)の株式100%を買収するために、シンガポールを本拠地とする新たな持株会社へ1億米ドル投資することを取り決めたと発表した。JWPLの完全子会社ジャバ・ベンチャーズ(Java Ventures, 米国)が買収を進める。ジャバ・ベンチャーズは最終的には新持株会社の完全子会社となる。買収対価総額は3億5,000万米ドル(買収された事業には買収時の負債無し)。JFCはブリッジローンで資金を調達する見通し(19年8月5日のフィリピン証券取引所回覧05440-2019号などより)。