台風13号と14号発生 13号は沖縄に接近の恐れ

2日連続発生、複数の熱帯低気圧が台風となる懸念も

2019/09/03

  9月2日午後9時(日本時間、以下同様)、フィリピンの東で、台風13号(国際名:レンレン)が発生した。

 日本気象協会によると、国際名の「レンレン」は、香港が用意した名前で「少女の名前」である。台風の国際名は、「台風委員会」(日本含む14カ国等が加盟)で各加盟国などの提案した名前が、あらかじめ140用意されていて、発生順につけられる。準備された140を繰り返して使用(140番目の次は1番目に戻る)されるが、大きな災害をもたらした台風などがあると、加盟国からの要請によって、その名前を以後の台風では使用しないように別の名前に変更することがある。

 日本気象庁の9月3日午前6時45分の発表によると、台風13号は3日午前6時現在、フィリピンの東にあって時速20kmで北北西に進んでいる。中心気圧は994ヘクトパスカル(hPa)、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルとなっている。この台風13号は今後、強い勢力に発達、暴風域を伴って5日頃から先島諸島など沖縄に接近する恐れがある。


 また、9月3日午前3時、トンキン湾で台風14号(国際名:カジキ)が発生した。中心気圧は996hPa、中心付近の最大風速は毎秒18メートル、最大瞬間風速は同25メートルとなっている。台風14号は今後、南シナ海をゆっくり東よりに進む見通しである。日本気象協会によると、国際名の「カジキ」は、日本が用意した名前で「かじき座」に由来している。

 上記のように、2日午前9時には台風13号が発生しており、2日連続の台風発生である。北西太平洋上には、まだ台風のたまごと言える熱帯低気圧があり、今後も台風の発生が続く可能性がある。