比ローソン8月末53店に、後発だが着実に増加

ミニストップ(522店)、ファミマ(76店)も再増加基調

2019/09/13

 フィリピンでも、コンビニエンス・ストア業界(コンビニ業界)において再編の動きが活発化している。

 日本ブランドの比コンビニ業界の再編の動きが活発化する中で、各チェーンの店舗数の推移は以下のとおりである。ミニストップとファミリーマートは、2017年から2018年まで店舗数を減少させたが、新体制のもとで、2018年後半には店舗数減少に歯止めがかかった。2019年8月末には、ミニストップが522店となり、2018年8月末の492店、12月末の499店から500店回復、再増加基調となっている。ファミリーマートも2019年6月末に76店となり、2018年8月末の66店、12月末の69店から再増加傾向となっている。

 最後発のローソンは8月末で53店(各統計などからの推定値)で、前月末の49店から4店増加、50店を突破した。2018年8月末の35店からは18店、率にして51%の増加となっている。

 ローソンは、当初、現地の有力小売企業ピュアゴールド・プライスクラブ(ピュアゴールド)との合弁でフィリピンでのコンビニ事業を開始した。両社は、2014年5月にPGローソンを設立、出資比率はピュアゴールド70%、 ローソン(ローソン アジア・パシフィック)30%となっていた。そして、フィリピンのローソン1号店を、2015年3月30日、マニラ市サンタアナ・フランシスコ通りオープンした。その後、ピュアゴールドは、2018年4月、PGローソン株式70%をローソン側に売却した。ローソンの比コンビニ事業の保有比率は100%に高まり、社名もローソン・フィリピンへと変更されたという経緯がある。このあたりから、ローソンの出店ピッチが高まっている感がある。

 首位のセブン-イレブンは、台湾系のプレジデント・チェーン・ストア(ラブアン)ホールディングスが52.216%(2019年6月末現在)を所有するフィリピン・セブン社(PSC)によって運営されている。PSCは1982年11月に設立され、1998年2月にフィリピン証券取引所(PSE)に上場した。1984年2月にケソン市エドサ通り沿いに1号店オープン、その後、店舗網拡充に注力、2013年末に1,000店の大台を突破、2018年末には2,550店に達した。2019年も店舗数が順調に増加している。2019年6月末で2,664店に達し、前年同月末の2,386店から277店、率にして11.7%増加している。8月末の店舗数は公表されていないが、早期に3千店体制を目指すとのことである。

 主な日本ブランドのコンビニ店舗数(年末・月末値、比セブン-イレブンやファミリーマートは資本的には非日系)

年・月 15年 16年 17年 18年 19年
3月 6月 9月 12月 3月 6月 8月
セブン-イレブン 1,602 1,995 2,285 2,329 2,386 2,442 2,550 2,593 2,664 N.A.
ミニストップ 519 499 496 489 488 496 499 512 518 522
ファミリーマート 120 99 66 64 65 66 69 69 73 76
ローソン 16 29 31 34 34 36 38 39 45(推) 53(推)
 (出所:各社資料より作成、ミニストップとファミリーマートは日本側発表数値、セブン-イレブンとローソンはウェブ等から推計)