台風26号発生、ルソン島に上陸見込み

11月に4個発生、07年以来12年ぶり

2019/11/14

  11月13日午前9時(日本時間、以下同様)、フィリピンの東で、台風26号(国際名カルマエギ)が発生した。

 日本気象協会によると、国際名のカルマエギは、北朝鮮が用意した名前で「かもめ」という意味である。台風の名前は、「台風委員会」(日本含む14カ国等が加盟)で各加盟国などの提案した名前が、あらかじめ140用意されていて、発生順につけられる。準備された140を繰り返して使用(140番目の次は1番目に戻る)されるが、大きな災害をもたらした台風などがあると、加盟国からの要請によって、その名前を以後の台風では使用しないように別の名前に変更することがある。

  日本気象庁の11月14日午前4時05分の発表によると、台風26号は14日午前3時現在、フィリピンの東にあって北北西へ毎時15kmで進んでいる。中心気圧は1,000ヘクトパスカル(hPa)、中心付近の最大風速は毎秒18メートル、最大瞬間風速は毎秒25メートルとなっている。今後、北西方向に進み、17日から18日にかけて、ルソン島へ上陸する可能性が高い。

 なお、2019年11月は、3日に台風23号「ハーロン」、5日に台風24号「ナクリー」、12日に台風25号「フンシェン」、13日に台風26号「カルマエギ」が発生した。11月に台風が4個発生したのは、2007年以来12年ぶりのことである。