19年の比高級乗用車市場、BMWが81%増で首位に

販売台数:BMW920台、ベンツ885台、レクサス616台

2020/02/05

 フィリピンの高級車(プレミアム・オートモービル)市場において、2019年はBMWが位となった。

 フィリピン市場におけるBMWの2019年の販売台数は前年比(以下同様)81.1%増の920台へと大幅増加、高級車市場で首位となった。メルセデス・ベンツの販売台数は14.5%増の885台の二桁増加ながら、大幅増加のBMWに首位の座を譲った。レクサスは微増の616台で3位となった。

 2014年のフィリピンにおけるBMWの販売台数は前年比10.6%増の722台に達した。最多販売モデルは3シリーズ・セダンで240台超であった。このほか、スポーツ・アクティビティー車(SAV)が高い伸びを見せた。今年も 新2シリーズ・アクティブ ツアラー投入などにより、13年連続首位を目指す。

 なお、フィリピンにおけるレクサス車販売会社であるレクサス・マニラは、トヨタ自動車のフィリピン拠点であるトヨタモーター・フィリピン(TMP)と三井物産との合弁企業であり、出資比率はTMP75%、三井物産25%となっている。2009年1月14日に開業、昨年10周年を迎えたのである。この間、レクサスの多くのセダン、SUV、クーペ、ハイブリッド車を投入、高級車市場でBMW、メルセデス・ベンツと3強を形成するに至っている。