比保健省長官、富士フイルムのアビガンを評価
新型コロナ治療薬として期待、サノフィのプラケニル等も
2020/04/07
フィリピン保健省(DOH)のフランシスコ・デュケ長官は、このほど、新型コロナウイルス対策に関して、富士フイルム富山化学のアビガン(一般名ファビピラビル)や、サノフィのプラケニル(一般名ヒドロキシクロロキン硫酸塩)のような医薬品に治療効果が期待されるとコメントした。
富士フイルム富山化学の「アビガン」は、すでに国内では抗インフルエンザウイルス薬として製造販売承認を取得している薬剤で、ウイルスのRNAポリメラーゼを選択的に阻害することでウイルスの増殖を防ぐというメカニズムを有している。このようなメカニズムの特徴から、インフルエンザウイルスと同種のRNAウイルスである新型コロナウイルスに対しても効果が期待される。
富士フイルム富山化学は、新型コロナウイルス感染症の患者を対象とした「アビガン」の国内臨床第Ⅲ相試験を開始している。また、日本において、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効または効果不十分な新型または再興型インフルエンザウイルス感染症が発生し、「アビガン」を当該インフルエンザウイルスへの対策に使用すると国が判断した場合に、患者への投与が検討される医薬品として、2014年3月に承認を取得している。
富士フイルム富山化学は、「アビガン」の増産準備を進め、すでに生産をスタートしている。今後、富士フイルムグループは、日本政府および各方面から寄せられているニーズに応えるため、国内外のパートナーとの連携体制を構築し、増産を加速させていく。そして、政府とも連携し、新型コロナウイルス感染拡大の抑止や流行の終息、さらには今後の公衆衛生の向上に貢献していく方針である。
一方、プラケニルは抗マラリア剤かつ全身性・皮膚エリテマトーデス治療薬である。海外では関節リウマチの炎症の軽減にも用いられる。新型コロナウイルス感染症の患者への投与後に病状が好転したとの症例報告がなされている。
富士フイルム富山化学の「アビガン」は、すでに国内では抗インフルエンザウイルス薬として製造販売承認を取得している薬剤で、ウイルスのRNAポリメラーゼを選択的に阻害することでウイルスの増殖を防ぐというメカニズムを有している。このようなメカニズムの特徴から、インフルエンザウイルスと同種のRNAウイルスである新型コロナウイルスに対しても効果が期待される。
富士フイルム富山化学は、新型コロナウイルス感染症の患者を対象とした「アビガン」の国内臨床第Ⅲ相試験を開始している。また、日本において、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効または効果不十分な新型または再興型インフルエンザウイルス感染症が発生し、「アビガン」を当該インフルエンザウイルスへの対策に使用すると国が判断した場合に、患者への投与が検討される医薬品として、2014年3月に承認を取得している。
富士フイルム富山化学は、「アビガン」の増産準備を進め、すでに生産をスタートしている。今後、富士フイルムグループは、日本政府および各方面から寄せられているニーズに応えるため、国内外のパートナーとの連携体制を構築し、増産を加速させていく。そして、政府とも連携し、新型コロナウイルス感染拡大の抑止や流行の終息、さらには今後の公衆衛生の向上に貢献していく方針である。
一方、プラケニルは抗マラリア剤かつ全身性・皮膚エリテマトーデス治療薬である。海外では関節リウマチの炎症の軽減にも用いられる。新型コロナウイルス感染症の患者への投与後に病状が好転したとの症例報告がなされている。