サンデン・リテールシステム、フィリピン進出

コールドチェーン事業展開、ラグーナ州に現地法人

2020/05/30

  サンデン・リテールシステム(サンデンRS、本社:東京都千代田区)は、5月29日、「2019年8月に現地法人として設立していたSanden Cold Chain System Philippines, Inc.(サンデン コールドチェーン システム フィリピン社、以下SCCSPI)が、このほどフィリピンのラグーナ州カランバ市カーメルレイ・インダストリアルパーク2に新社屋を設立、アジアの重要拠点として本格稼働を開始した」と発表した。

 フィリピンは現在高度経済成長過程にあり、大型の商業施設やショッピングモールにおいて、高い技術の冷蔵・冷凍技術が求められている一方で、未だにそれらの技術が充分に確立されていないという問題を抱えている。SCCSPIは、これまで培ってきた冷蔵・冷凍の高い技術を生かしてフィリピン全域での営業・施工・メンテナンス事業を行う他、今後アジアでの重要な拠点として大きく事業を展開していく予定である。

 既にアジアにおいて中国、韓国、台湾、タイなどに進出を図っているサンデンRSは、今回の現地法人の本格稼働により、現在フィリピンが抱える問題を積極的に解決すると共に、コールドチェーン事業の開発と運用技術の蓄積を図り、東南アジア地域における冷蔵・冷凍技術の成長と経済の発展に寄与することを目指す。
 
 なお、サンデンRSは、2015年4月にサンデン(現サンデンホールディングス)より分社化、2019年7月設立、冷凍・冷蔵ショーケース、自動販売機、フード機器、物流機器、店舗システム、サービス・メンテナンス事業などを展開している。海外では、フィリピンのほか、米国、ドイツ、イタリア、タイ、台湾、中国、韓国に拠点を有している。