6月15日、小売りのメリーマートが新規上場
新型コロナ禍の今年初上場、ダブルドラゴン系
2020/06/10
フィリピン証券取引所(PSE)に、小売企業であるメリーマート コンシューマー(メリーマート)が新規上場される。
メリーマートは、6月15日、PSEの中小新興企業(SME)ボードへ新規上場されることが決定している。メリーマートは、PSE新規上場に先立ち、新規公募(IPO)を実施した。IPO期間は5月27日~6月5日であった。IPOにおいては、普通株(1株当たり額面:0.05ペソ)が約15億9,494万株売却された。IPO価格が1ペソであり、IPO規模は約15億9,494万ペソという小型案件である。
メリーマートの会長兼CEOは、2010年にJFCグループ入りしたバーべキュー・チェーン「マン・イナサル」創業者エドガー・シアⅡ氏である。エドガー・シアⅡ氏は、急成長不動産企業ダブルドラゴンの会長兼CEOでもある。すなわち、メリーマートは、ダブルドラゴングループ企業といえる。
ちなみに、ダブルドラゴンは、2014年4月7日、メリーマートと同じようにSMEボードへ新規上場された。IPO価格は2ペソであったが、短期間で20ペソまで急騰、その後一時約80ペソまで上昇、IPO価格の40倍に達した。株価が短期で急騰、時価総額も急拡大したため、短期間でSMEボードからメインボードへと昇格したという経緯がある。
2020年は新型コロナ感染拡大などで証券市場が混乱してきており、メリーマートが2020年のIPO・PSE新規上場第1号となる。このところ、株式市場が急反騰、市場センチメントも強気となっている。かつて株価急騰を演じたダブルドラゴンと同グループということもあって、6月15日の上場日への関心が高まっている。
なお、PSE新規上場は年間数社のペースにとどまっている。2014年は7社、2015年から2017年までは各々4社のみという低水準さである。2018年は、不動産・建設企業D.M.ウエンセスラオ(DMW)1社のみであった。2019年も、不動産賃貸・管理企業であるケプウェルス プロパティー フィルズ(KPPI)、ホームセンターのオールホーム(HOME)、ココナッツ製品のアクセリウム(AXLM)、そして、ジューススタンド・チェーンのフルータス(FRUIT)の4社のみであった。新型コロナウイルス禍の2020年も低水準となりそうである。
メリーマートは、6月15日、PSEの中小新興企業(SME)ボードへ新規上場されることが決定している。メリーマートは、PSE新規上場に先立ち、新規公募(IPO)を実施した。IPO期間は5月27日~6月5日であった。IPOにおいては、普通株(1株当たり額面:0.05ペソ)が約15億9,494万株売却された。IPO価格が1ペソであり、IPO規模は約15億9,494万ペソという小型案件である。
メリーマートの会長兼CEOは、2010年にJFCグループ入りしたバーべキュー・チェーン「マン・イナサル」創業者エドガー・シアⅡ氏である。エドガー・シアⅡ氏は、急成長不動産企業ダブルドラゴンの会長兼CEOでもある。すなわち、メリーマートは、ダブルドラゴングループ企業といえる。
ちなみに、ダブルドラゴンは、2014年4月7日、メリーマートと同じようにSMEボードへ新規上場された。IPO価格は2ペソであったが、短期間で20ペソまで急騰、その後一時約80ペソまで上昇、IPO価格の40倍に達した。株価が短期で急騰、時価総額も急拡大したため、短期間でSMEボードからメインボードへと昇格したという経緯がある。
2020年は新型コロナ感染拡大などで証券市場が混乱してきており、メリーマートが2020年のIPO・PSE新規上場第1号となる。このところ、株式市場が急反騰、市場センチメントも強気となっている。かつて株価急騰を演じたダブルドラゴンと同グループということもあって、6月15日の上場日への関心が高まっている。
なお、PSE新規上場は年間数社のペースにとどまっている。2014年は7社、2015年から2017年までは各々4社のみという低水準さである。2018年は、不動産・建設企業D.M.ウエンセスラオ(DMW)1社のみであった。2019年も、不動産賃貸・管理企業であるケプウェルス プロパティー フィルズ(KPPI)、ホームセンターのオールホーム(HOME)、ココナッツ製品のアクセリウム(AXLM)、そして、ジューススタンド・チェーンのフルータス(FRUIT)の4社のみであった。新型コロナウイルス禍の2020年も低水準となりそうである。
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