スマートシティ化世界番付、マニラ104位(109都市中)
アフリカ勢と最下位グループに、交通渋滞や環境汚染響く
2020/09/18
スイス・ローザンヌのIMD(経営開発国際研究所)は、9月17日、都市のスマートシティ化番付である「2020年スマートシティ・インデックス」を発表した。
「スマートシティ・インデックス」は、世界の主要都市を対象に、治安、環境、健康、交通、緑化、教育環境・機会、統治、最先端技術、ITなどの観点から、各都市がどの程度スマートシティ化しているかを測定、ランキングしたものである。「スマートシティ・インデックス」発表は2019年に開始され、今年が2回目となる。調査対象都市は2019年が102都市、2020年が109都市であった。
2020年のスマートシティ度1位は前年に続きシンガポールであった。以下、2位ヘルシンキ、3位チューリッヒ、4位オークランド、5位オスロ、6位コペンハーゲン、7位ジュネーブ、8位台北、9位アムステルダム、10位ニューヨークと続く。日本では、東京が79位、大阪が80位にランクされている。日本の両都市とも前年から17ランク急低下した。
世界最低の109位はラゴス(ナイジェリア)、108位はナイロビ(ケニア)、アブジャ(ナイジェリア)、106位がカイロ(エジプト)、105位ラバト(モロッコ)、104位マニラ(フィリピン)、103位ケープタウン(南アフリカ)、102位リオデジャネイロ(ブラジル)となっている。
上記のようにマニラのランキングは104位で前年の94位から10ランク低下した。そして、東アジア・太平洋地域の34都市、東南アジア8都市の中で最低となっている。また、最悪のDカテゴリーに分類されている(前年はCカテゴリー)。今年Dカテゴリーに分類されているのは、103位のケープタウンから最下位109位のラゴスまでの7都市で、マニラ以外は全てアフリカの都市である。ちなみに、最高カテゴリーのAAAは、世界第1位のシンガポールのみに付与されている。東京と大阪はCCCカテゴリーである。
マニラが世界104位で最悪カテゴリーDに分類されている理由として、深刻な交通渋滞や環境汚染、公共交通機関の脆弱性、汚職蔓延、インターネットの速度が遅いことやその信頼性欠如などが挙げられている。その一方で、求職やチケット購入のためのオンラインアクセス、身分証明書のオンライン処理、市街地の監視カメラ(CCTV)の設置などについては比較的高い評価を得た。
「スマートシティ・インデックス」は、世界の主要都市を対象に、治安、環境、健康、交通、緑化、教育環境・機会、統治、最先端技術、ITなどの観点から、各都市がどの程度スマートシティ化しているかを測定、ランキングしたものである。「スマートシティ・インデックス」発表は2019年に開始され、今年が2回目となる。調査対象都市は2019年が102都市、2020年が109都市であった。
2020年のスマートシティ度1位は前年に続きシンガポールであった。以下、2位ヘルシンキ、3位チューリッヒ、4位オークランド、5位オスロ、6位コペンハーゲン、7位ジュネーブ、8位台北、9位アムステルダム、10位ニューヨークと続く。日本では、東京が79位、大阪が80位にランクされている。日本の両都市とも前年から17ランク急低下した。
世界最低の109位はラゴス(ナイジェリア)、108位はナイロビ(ケニア)、アブジャ(ナイジェリア)、106位がカイロ(エジプト)、105位ラバト(モロッコ)、104位マニラ(フィリピン)、103位ケープタウン(南アフリカ)、102位リオデジャネイロ(ブラジル)となっている。
上記のようにマニラのランキングは104位で前年の94位から10ランク低下した。そして、東アジア・太平洋地域の34都市、東南アジア8都市の中で最低となっている。また、最悪のDカテゴリーに分類されている(前年はCカテゴリー)。今年Dカテゴリーに分類されているのは、103位のケープタウンから最下位109位のラゴスまでの7都市で、マニラ以外は全てアフリカの都市である。ちなみに、最高カテゴリーのAAAは、世界第1位のシンガポールのみに付与されている。東京と大阪はCCCカテゴリーである。
マニラが世界104位で最悪カテゴリーDに分類されている理由として、深刻な交通渋滞や環境汚染、公共交通機関の脆弱性、汚職蔓延、インターネットの速度が遅いことやその信頼性欠如などが挙げられている。その一方で、求職やチケット購入のためのオンラインアクセス、身分証明書のオンライン処理、市街地の監視カメラ(CCTV)の設置などについては比較的高い評価を得た。