トヨタとオリックス、比コカコーラに200台超納入

ヴィオス、ウイゴー、ハイラックスを営業車両向けに

2020/10/07

 トヨタ自動車のフィリピン拠点であるトヨタモーター・フィリピン(TMP、所在地:ラグーナ州サンタロサ市)とオリックス・レンタル社(ORC)は、コカコーラのフィリピンにおけるボトリング企業であるコカ・コーラ・ビバレッジ・フィリピン社(CCBPI)に200台以上の車両を納入した。

 今回CCBPIに納入されたのは、サブコンパクトセダン「ヴィオス」、ミニハッチバック「ウイゴー」、ピックアップトラック「ハイラックス」の3モデルで、合計台数は200台以上に達する。これらは全てEuroIV準拠のエンジンを搭載している。

 これらの車両は、CCBPIの営業車両として利用される。CCBPIは約100万店のサリサリ・ストアと5,000社以上のビジネス・パートナーにサービスを提供している。したがって、営業部隊に信頼性が高く、安全で効率的な車両を用意することは、事業運営において非常に重要である。CCBPIは、「さらに重要なことは、従業員の安全と福祉が常に優先事項であり、今回の200台以上のトヨタ車調達により、従業員がより安全に職務を遂行できるようになると期待される」とコメントしている。

 なお、今回納入された「ヴィオス」、「ウイゴー」、「ハイラックス」は、下表のように、フィリピンの新車販売ランキングでトップ10にランクされる人気車である。特に、「ヴィオス」は、2003年に導入されて以来、2017年を除く毎年ベストセラーカーとなっている。


 フィリピン新車販売における上位10車種の推移

2017年 2018年 2019年
車名 販売数 車名 販売数 車名 販売数
トヨタフォーチュナー 39,680 トヨタヴィオス 25,840 トヨタヴィオス 33,181
トヨタヴィオス 36,734 トヨタフォーチュナー 23,082 トヨタハイラックス 20,846
トヨタイノーバ 24,434 トヨタウイゴー 21,234 トヨタイノーバ 20,794
トヨタハイエース 21,178 トヨタハラックス 18,237 トヨタフォーチュナー 19.865
三菱モンテロ 19,917 トヨタイノーバ 18,175 三菱エクスパンダー 19,089
トヨタウイゴー 19,295 トヨタハイエース 17,972 日産ナバラ 19,034
トヨタアバンザ 15,463 三菱モンテロ 16,148 トヨタハイエース 18,656
トヨタハイラックス 14,688 日産ナバラ 16,140 トヨタウイゴー 18,183
三菱L-300 14,634 三菱ミラージュG4 14,810 三菱ミラージュG4 17,835
いすゞMU-X 13,157 三菱エクスパンダー 13,502 トヨタラッシュ 15,172
(出所:CAMP等の資料から作成)