清水建設、ダバオ市バイパス建設事業の請負契約締結
請負金額約282億円、竹中土木等2社との共同企業体
2020/11/25
清水建設を幹事会社とする共同企業体(JV)は、11月19日、「本年3月に受注し契約交渉を続けてきた、フィリピン南部に位置するミンダナオ島ダバオ市のダバオバイパス建設プロジェクトについて、フィリピン公共事業道路省と請負契約を締結した」と発表した。共同企業体の構成企業は、清水建設、竹中土木、地元のUlticon社の3社で、請負金額は約282億円(税込み)である。
ダバオバイパス建設プロジェクトは、日本の円借款により、深刻な交通渋滞の緩和とミンダナオ島最大の経済圏域の物流改善を図り、フィリピンの経済発展に寄与することを目的に計画されたものである。ダバオ市南部シワランから中央部インダンガンを結ぶ全長約30kmのバイパスが完成すれば、両地域間の移動時間は1時間45分程から50分へと半減する。
JVの受注工区は、バイパス中央部分にあたる全長10.7kmの区間である。この工区には、高さ8m、幅10m、掘削断面約80平米、長さ2.3kmのトンネル2本、計900mの5橋梁(3か所)、延長7.9kmの切盛道路等が含まれる。清水建設と竹中土木はトンネル工区、Ulticon社が土工事と橋梁を担当する。工期は着工から約37カ月である。
なお、中日本高速道路(NEXCO中日本、本社:名古屋市中区)は、今年7月29日、「NEXCO中日本のフィリピン現地法人NEXCO-CENTRAL Philippines Inc.は、清水建設を代表企業とするJVから、ダバオ市バイパス建設事業の一部工事を受注することになった」と発表している。今回、NEXCO-CENTRAL Philippines Inc.は、この事業のうち、2.3kmのトンネル設備工事、管制システム工事などを同JVから受注。日本の高速道路会社の海外現地法人が、海外での道路建設工事に参画するのは初めてのことである。
清水建設は、今後も成長が見込まれるアジアにおいて、大規模で高度な技術力が要求されるインフラ工事・建築工事の受注活動を積極的に展開し、アジアの持続的発展に寄与していく方針である。
ダバオバイパス建設プロジェクトは、日本の円借款により、深刻な交通渋滞の緩和とミンダナオ島最大の経済圏域の物流改善を図り、フィリピンの経済発展に寄与することを目的に計画されたものである。ダバオ市南部シワランから中央部インダンガンを結ぶ全長約30kmのバイパスが完成すれば、両地域間の移動時間は1時間45分程から50分へと半減する。
JVの受注工区は、バイパス中央部分にあたる全長10.7kmの区間である。この工区には、高さ8m、幅10m、掘削断面約80平米、長さ2.3kmのトンネル2本、計900mの5橋梁(3か所)、延長7.9kmの切盛道路等が含まれる。清水建設と竹中土木はトンネル工区、Ulticon社が土工事と橋梁を担当する。工期は着工から約37カ月である。
なお、中日本高速道路(NEXCO中日本、本社:名古屋市中区)は、今年7月29日、「NEXCO中日本のフィリピン現地法人NEXCO-CENTRAL Philippines Inc.は、清水建設を代表企業とするJVから、ダバオ市バイパス建設事業の一部工事を受注することになった」と発表している。今回、NEXCO-CENTRAL Philippines Inc.は、この事業のうち、2.3kmのトンネル設備工事、管制システム工事などを同JVから受注。日本の高速道路会社の海外現地法人が、海外での道路建設工事に参画するのは初めてのことである。
清水建設は、今後も成長が見込まれるアジアにおいて、大規模で高度な技術力が要求されるインフラ工事・建築工事の受注活動を積極的に展開し、アジアの持続的発展に寄与していく方針である。