セブ・マクタン第4橋梁事業、オリエンタル連合が詳細設計
東アジア最大級の長大箱桁橋梁、日本1,192億円支援
2021/03/11
総合建設コンサルタントの長大(本社:東京都中央区)は、3月10日、「フィリピン・セブ島とマクタン島の海峡を跨ぐ4番目の橋梁建設事業となる『新マクタン橋建設事業詳細設計』業務を共同受注した」と発表した。
この事業は、新マクタン橋のほか、セブ島側に新たに臨海道路を建設するフィリピンにおける一大プロジェクトで、2020年6月に国際協力機構(JICA)とフィリピン政府は円借款貸付契約(約1,192億円)に調印、その準備調査として本件詳細設計がJICAより公示され、長大を含む4社事業体(JV)が特定されたものである。
4社JVとは、オリエンタルコンサルタンツグローバル、日本工営、アルメックVPI、長大で構成され、今回の企業体契約金額約24億円(予備費および税金を含む)である。
この事業では、架橋地に隣接するマクタン島内にある空港や海峡部航路による各制約により橋梁形式が限定される中、最大支間長210メートル強となる鋼箱桁橋が選定され、長大はその設計等を担当することとなった。完成すると箱桁橋では日本国内実績を超え、東アジアでも最大級の長大箱桁橋梁となる。この橋が架橋されることで、増加するセブ・マクタン島間の交通需要への対応とセブ市街地の交通渋滞の緩和が可能となり、同都市圏の社会経済の健全な発展に寄与することが期待されている。
現在、セブ・マクタン第3橋梁プロジェクト(第3橋梁プロジェクト)が進行中であり、2021年1月末の建設進捗率は59.68%、2021年内にほぼ完工する見込みである。第3橋梁プロジェクトは、第1橋梁と第2橋梁が両島間の水路が最も狭くなっているマンダウエ市とマクタン島を結んでいるのに対し、マンダウエ市の南のセブ市とマクタン島の南側のコルドバ町を有料高速道路Cebu-Cordova Link Expressway(CCLEX、全長8.25キロメートル)を結ぶというものである。既存の第2橋梁から橋から約7.5キロメートル南西の地点で、2018年からPPP方式で着工されている。総工費は300億ペソと見積もられている。
このように、第3橋梁プロジェクトは進展しつつあるが、渋滞が激しいマンダウエ市とマクタン島を結ぶ新たな橋梁建設の必要性は一段と高まっており、第4橋梁建設構想が浮上、JICAは2019年3月発表の「メトロ・セブ都市交通システム開発マスタープラン」を発表、マンダウエ市の埋立地から沿岸に沿って6.2キロメートルのマンダウエ沿岸道路、そこから分岐してマクタン島ラプラプ市の輸出加工経済区に直結する橋梁を第4マクタン橋として整備することを提案したという経緯がある。
この事業は、新マクタン橋のほか、セブ島側に新たに臨海道路を建設するフィリピンにおける一大プロジェクトで、2020年6月に国際協力機構(JICA)とフィリピン政府は円借款貸付契約(約1,192億円)に調印、その準備調査として本件詳細設計がJICAより公示され、長大を含む4社事業体(JV)が特定されたものである。
4社JVとは、オリエンタルコンサルタンツグローバル、日本工営、アルメックVPI、長大で構成され、今回の企業体契約金額約24億円(予備費および税金を含む)である。
この事業では、架橋地に隣接するマクタン島内にある空港や海峡部航路による各制約により橋梁形式が限定される中、最大支間長210メートル強となる鋼箱桁橋が選定され、長大はその設計等を担当することとなった。完成すると箱桁橋では日本国内実績を超え、東アジアでも最大級の長大箱桁橋梁となる。この橋が架橋されることで、増加するセブ・マクタン島間の交通需要への対応とセブ市街地の交通渋滞の緩和が可能となり、同都市圏の社会経済の健全な発展に寄与することが期待されている。
現在、セブ・マクタン第3橋梁プロジェクト(第3橋梁プロジェクト)が進行中であり、2021年1月末の建設進捗率は59.68%、2021年内にほぼ完工する見込みである。第3橋梁プロジェクトは、第1橋梁と第2橋梁が両島間の水路が最も狭くなっているマンダウエ市とマクタン島を結んでいるのに対し、マンダウエ市の南のセブ市とマクタン島の南側のコルドバ町を有料高速道路Cebu-Cordova Link Expressway(CCLEX、全長8.25キロメートル)を結ぶというものである。既存の第2橋梁から橋から約7.5キロメートル南西の地点で、2018年からPPP方式で着工されている。総工費は300億ペソと見積もられている。
このように、第3橋梁プロジェクトは進展しつつあるが、渋滞が激しいマンダウエ市とマクタン島を結ぶ新たな橋梁建設の必要性は一段と高まっており、第4橋梁建設構想が浮上、JICAは2019年3月発表の「メトロ・セブ都市交通システム開発マスタープラン」を発表、マンダウエ市の埋立地から沿岸に沿って6.2キロメートルのマンダウエ沿岸道路、そこから分岐してマクタン島ラプラプ市の輸出加工経済区に直結する橋梁を第4マクタン橋として整備することを提案したという経緯がある。
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