比最富豪、3年連続でビスタランドのビリャール会長
資産72億ドル世界352位、比12位にサンミゲル社長
2021/04/07
米国フォーブス誌は、4月6日、今年で35回目となる毎年恒例の「世界長者番付」2021年版を発表した。
フォーブス誌によると、新型コロナウイルスのパンデミックが各国に多大な影響を及ぼすなか、ビリオネア(保有資産10億ドル以上)の数は過去最多を更新、2,755人(前年2,095人)となった。うち493人が初のリスト入りとなっている。今年の番付に入った富豪たちが保有する資産は、合計約13兆1,000億米ドルで昨年の約8兆米ドルから約64%増加した。
2021年世界首位は、アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)、保有資産1,770億米ドルで4年連続トップを維持した。2位は米電気自動車(EV)メーカーであるテスラのイーロン・マスクCEO、保有資産1,510億米ドルで、昨年の31位から急上昇した。3位はファッション企業LVMHのベルナール・アルノーファミリー(1,500億米ドル)、4位はマイクロソフトのビル・ゲイツ氏(1,240億米ドル)、5位はフェイスブックマーク・ザッカーバーグCEO(970億米ドル)と続く。6位はウォーレン・バフェット氏(960億米ドル)、同氏は20年以上ぶりのトップ5入りを逃した。日本人トップは、ソフトバンクの孫正義氏(454億米ドル)で世界29位、日本人第2位はファーストリテイリングの柳井正氏(441億米ドル)で世界第31位であった。
2021年番付においてフィリピン首位となったのは、元上院議員でビスタランド、スターモール、ゴールデン・ブリア(旧社名:ゴールデンヘブン)など有力不動産企業グループを率いるマニュエル・ビリャール氏で3年連続でフィリピントップとなった。ビリャール氏の資産は72億米ドルで世界ランクは352位であった。資産額は昨年の56億米ドルから大幅増加したが、順位は昨年の286位から低下した
なお、フィリピン長者番付においては、2018年まで10年連続でSMグループ総帥であったヘンリー・シー氏が首位を占めていた。このヘンリー・シー氏が、2019年1月に死去したことが、ビリャール氏の首位への上昇の背景となっている。
2021年のフィリピン第2位は、港湾業務企業ICTSIやカジノリゾート「ソレア」の運営企業ブルームベリーの総帥エンリケ・ラソン氏で、その資産額は50億米ドルで世界順位は561位。昨年の資産34億米ドル、世界順位565位から上昇した。第3位(世界順位925位)は、フィリピン航空会長のルシオ・タン氏で、資産額は33億米ドル。
第4位(世界順位1,008位)には、資産30億米ドルのハンス・シー氏とハーベスト・シー氏という故ヘンリー・シー氏一族、アライアンス・グローバル・グループ(AGI)やメガワールド会長のアンドリュー・L・タン会長が並んでいる。第7位(世界順位1,174位)には、資産27億米ドルのハーレイ・シー氏、ヘンリー・シー・ジュニア氏、SMインベストメント共同会長であるテレシータ・シー氏という故ヘンリー・シー氏一族が並んでいる。10位(世界順位1,299位)には資産24億米ドルのエリザベス・シー氏とジョリビー創始者トニー・タン氏ファミリーが並んでいる。12位(世界順位1,444位)は、資産22億米ドルのサンミゲル社長ラモン・アン氏。これらを含めフィリピン人17人が2021年の世界富豪番付にランクインした。
フォーブス誌によると、新型コロナウイルスのパンデミックが各国に多大な影響を及ぼすなか、ビリオネア(保有資産10億ドル以上)の数は過去最多を更新、2,755人(前年2,095人)となった。うち493人が初のリスト入りとなっている。今年の番付に入った富豪たちが保有する資産は、合計約13兆1,000億米ドルで昨年の約8兆米ドルから約64%増加した。
2021年世界首位は、アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)、保有資産1,770億米ドルで4年連続トップを維持した。2位は米電気自動車(EV)メーカーであるテスラのイーロン・マスクCEO、保有資産1,510億米ドルで、昨年の31位から急上昇した。3位はファッション企業LVMHのベルナール・アルノーファミリー(1,500億米ドル)、4位はマイクロソフトのビル・ゲイツ氏(1,240億米ドル)、5位はフェイスブックマーク・ザッカーバーグCEO(970億米ドル)と続く。6位はウォーレン・バフェット氏(960億米ドル)、同氏は20年以上ぶりのトップ5入りを逃した。日本人トップは、ソフトバンクの孫正義氏(454億米ドル)で世界29位、日本人第2位はファーストリテイリングの柳井正氏(441億米ドル)で世界第31位であった。
2021年番付においてフィリピン首位となったのは、元上院議員でビスタランド、スターモール、ゴールデン・ブリア(旧社名:ゴールデンヘブン)など有力不動産企業グループを率いるマニュエル・ビリャール氏で3年連続でフィリピントップとなった。ビリャール氏の資産は72億米ドルで世界ランクは352位であった。資産額は昨年の56億米ドルから大幅増加したが、順位は昨年の286位から低下した
なお、フィリピン長者番付においては、2018年まで10年連続でSMグループ総帥であったヘンリー・シー氏が首位を占めていた。このヘンリー・シー氏が、2019年1月に死去したことが、ビリャール氏の首位への上昇の背景となっている。
2021年のフィリピン第2位は、港湾業務企業ICTSIやカジノリゾート「ソレア」の運営企業ブルームベリーの総帥エンリケ・ラソン氏で、その資産額は50億米ドルで世界順位は561位。昨年の資産34億米ドル、世界順位565位から上昇した。第3位(世界順位925位)は、フィリピン航空会長のルシオ・タン氏で、資産額は33億米ドル。
第4位(世界順位1,008位)には、資産30億米ドルのハンス・シー氏とハーベスト・シー氏という故ヘンリー・シー氏一族、アライアンス・グローバル・グループ(AGI)やメガワールド会長のアンドリュー・L・タン会長が並んでいる。第7位(世界順位1,174位)には、資産27億米ドルのハーレイ・シー氏、ヘンリー・シー・ジュニア氏、SMインベストメント共同会長であるテレシータ・シー氏という故ヘンリー・シー氏一族が並んでいる。10位(世界順位1,299位)には資産24億米ドルのエリザベス・シー氏とジョリビー創始者トニー・タン氏ファミリーが並んでいる。12位(世界順位1,444位)は、資産22億米ドルのサンミゲル社長ラモン・アン氏。これらを含めフィリピン人17人が2021年の世界富豪番付にランクインした。