為替:50ペソ台視野に、7日の終値1ドル=49.790ペソ
原油高・高インフレ、火山・変異種懸念等で1年ぶりのペソ安
2021/07/08
2021年7月7日のペソ対米ドル終値は、1米ドル=49.790ペソで前営業日の49.500ペソから0.290ペソ続落した。引き続き、6月のインフレ率が6カ月連続で4%超であったこと、原油価格上昇に伴う対外収支悪化懸念、新型コロナ変異種懸念、マニラ近郊のタール火山噴火懸念などを背景に、終値ベースで、2020年7月1日の49.820ペソ以来、約1年ぶりのペソ安水準へと下落した。
また、この日の安値は49.910ペソで、50ペソ台が視野に入った。加重平均レートは49.786ペソで、前営業日の49.411ペソから0.375ペソ続落した。出来高は、前営業日比12%減の9億3,790万米ドルであった。
ペソ対米ドルレートの動き (単位:ペソ)
(出所:フィリピン銀行協会資料より作成)
ペソ対米ドルレートの動き(年末値/月末値)
(出所:フィリピン銀行協会資料より作成)
また、この日の安値は49.910ペソで、50ペソ台が視野に入った。加重平均レートは49.786ペソで、前営業日の49.411ペソから0.375ペソ続落した。出来高は、前営業日比12%減の9億3,790万米ドルであった。
ペソ対米ドルレートの動き (単位:ペソ)
項目 | 当日 | 前営業日 |
年月日 | 2021年7月7日 | 2021年7月6日 |
始 値 | 49.700 | 49.230 |
高 値 | 49.700 | 49.230 |
安 値 | 49.910 | 49.500 |
終 値 | 49.790 | 49.500 |
加重平均 | 49.786 | 49.411 |
出来高(百万米ドル) | $937.90 | $1,068.28 |
ペソ対米ドルレートの動き(年末値/月末値)
時期 | 年末・月末値 | 上昇率 |
2012年 | 41.050ペソ | 6.80% |
2013年 | 44.395ペソ | -7.53% |
2014年 | 44.720ペソ | -0.73% |
2015年 | 47.060ペソ | -4.97% |
2016年 | 49.720ペソ | -5.35% |
2017年 | 49.930ペソ | -0.42% |
2018年 | 52.580ペソ | -5.04% |
2019年 | 50.635ペソ | 3.84% |
2020年 | 48.023ペソ | 5.44% |
2021年 1月末 | 48.080ペソ | -0.12% |
2月末 | 48.590ペソ | -1.05% |
3月末 | 48.530ペソ | 0.12% |
4月末 | 48.100ペソ | 0.89% |
5月末 | 47.695ペソ | 0.85% |
6月末 | 48.800ペソ | -2.26% |
6カ月間 | - | -1.59% |