比がコロナデルタ変異株に最も脆弱:JPモルガン分析

2021/07/11

 7月8日付ロイターやCNNニュースなどによると、米国JPモルガンは、新型コロナワクチン接種ペースとデルタ変異株感染拡大ピッチとの比較・分析報告書を発表した。

 それによると、デルタ変異株の感染拡大に対し、新興国の中で、フィリピン、ペルー、コロンビア、南アフリカ、タイが最も脆弱とする分析結果が得られたとのことである。脆弱とする理由は、主にワクチン接種率が低いことなどによる。

 JPモルガンは、経済活動再開の基準となるワクチン接種率は国により異なるとした上で、「コロナ禍前の水準回復までの必要期間は、フィリピン、ペルー、南アフリカ、タイ、コロンビアが最も長く、シンガポール、トルコ、インド、ブラジルが最も短い」と分析しているとのことである。