商業銀行の不良債権比率、13年ぶりの高水準

6月末4.03%に、前年同月2.15%から急悪化

2021/08/12

 フィリピン中央銀行(BSP)の速報データによると、2021年6月末の商業銀行(拡大商業銀行=ユニバーサルバンク含む)の総融資残高(9兆8,437億ペソ)に占める総不良債権(元利回収遅延債権)比率(NPL比率)は4.03%と2カ月連続で4%台となった。2008年9月末の4.03%以来約13年ぶりの高水準、前年同月末の2.15%からは1.88%ポイント悪化した。  不良債権(NPL)貸倒引当率は...

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