郵船ロジスティクス、コロナワクチンを比等へ輸送

日本製アストラゼネカワクチンをアジア各国へ

2021/08/13

 郵船ロジスティクス(本社:東京都品川区)は、8月11日、「日本政府を通じて台湾、ベトナム、インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシアに提供されたアストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区)の新型コロナウイルスワクチンについて、日本から各国・地域までの国際輸送業務を担った」と発表した。

 その発表によると、郵船ロジスティクスは20年以上にわたりヘルスケア物流のソリューション開発と高度な専門知識を有する人材育成に取り組んでおり、グローバル基準を満たす安全かつ高品質なサービスで、幅広いニーズに応えている。日本、米州、欧州、東アジア、南アジア・オセアニアの各地域に医薬品専門チームを設置し、医療・医薬品物流の強化をグローバルで進めている。

 2016年にアムステルダム・スキポール空港で日系物流企業として初めてCEIV Pharma認証を取得し、アジアでは2016年にジャカルタ・スカルノハッタ空港でインドネシア国内物流企業初となるGDP認証を取得している。日本では2018年に関西国際空港で日系フォワーダーとして初めてCEIV Pharma認証を取得、2021年には成田国際空港でも同認証を取得した。現在世界24の国と地域、計39拠点にGDP認証・準拠体制を構築しており、さらなるGDPネットワークの拡大に向けて取り組んでいる。

 CEIV Pharma認証とは、国際航空運送協会(IATA)が策定した、医薬品温度管理輸送の品質認証プログラムである。またGDPはGood Distribution Practiceの略で医療・医薬品の物流に関する品質基準である。

 今回の新型コロナウイルスワクチンの輸送を含め、医薬品輸送にあたっては、輸送ルートやプランなど品質を担保したバックアッププランを複数用意し、リスクアセスメントを行ったうえで最適なプランを策定している。このワクチン輸送では保管温度2~8度を保った輸送・管理が求められる中、協力会社との連携により、各国・地域へ安全かつ確実な輸送を実現することができた。今後も製品の安全性確保を第一に、各国の基準に基づいた適切な輸送で、命にかかわる製品を、品質最優先のサービスで届ける方針である。

<協力会社一覧>
日本航空、全日本空輸、成田国際空港、国際空港上屋、航空集配サービス、大隅物流、あかうみ

 なお、フィリピンには、日本支援の第一三共製アストラゼネカのワクチン112万4千回が、7月8日午後に到着した。日本は、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成に向け、あらゆる国・地域において、安全性、有効性、品質が保証されたワクチンへの公平なアクセスが確保されることが重要であると考えており、新型コロナの一日も早い収束に向けて、引き続き関係国や国際機関と連携して様々な支援を実施していく考えである。