ペソ:16カ月ぶり安値、24日の終値50.650ペソに

米量的緩和縮小開始懸念や比金利据置でペソ安加速

2021/09/25

 2021年9月24日のペソ対米ドル終値は、1米ドル=50.650ペソで、前営業日の50.340ペソから0.310ペソ続落した。引き続き、米国連邦公開市場委員会(FOMC)において、テーパリング(量的緩和の縮小)の年内開始や利上げ開始時期の前倒しが示唆されたこと、それに伴う米国長期金利上昇、フィリピンの金利据え置き決定などにより、ペソ安が加速、終値ベースでは、2020年5月28日の50.690ペソ以来、約16カ月ぶりのペソ安水準へと下落した。

 加重平均レートは、1米ドル=50.422ペソで、前営業日の50.372ペソから0.050ペソ続落。出来高は、前営業日比10%増の11億8,517万米ドルであった。

 ペソ対米ドルレートの動き(単位:ペソ)
項目 当日 前営業日
年月日 2021年9月24日 2021年9月23日
 始 値 50.320 50.330
 高 値 50.240 50.270
 安 値 50.670 50.450
 終 値 50.650 50.340
 加重平均 50.422 50.372
 出来高(百万米ドル) $1,185.17 $1,079.10
(出所:フィリピン銀行協会資料より作成)