IPS、比で人間ドック・健診センター運営へ
近視矯正のシナガワレーシックが予防医療も提供
2021/11/30
情報通信事業などを展開する株式会社アイ ピー エス(IPS、本社:東京都中央区、2020年12月25日に東証マザーズから東証一部へ昇格)は、フィリピンにおいて、医療・美容サービス事業も展開している。
IPSは、「連結子会社(出資比率50%)であるShinagawa Lasik & Aesthetic Center Corporation(シナガワ レーシック、本社:マニラ首都圏マカティ市エンタープライズセンター、以下SLACCと表示)が、フィリピンにおいて日本の進んでいる予防医療を提供するため、人間ドック/健診センターを運営する連結子会社(IPSの孫会社)を設立することを決議した」と発表した。
IPSグループは、これまでフィリピンにおいてSLACCによる近視矯正(レーシック)施術などを提供してきているが、予防医療も提供することを決定したのである。フィリピンにおける死亡要因の上位には放射線機器による診断が必要な疾患が多く含まれており、早期に発見できた場合には治癒ができた可能性がある。しかし、フィリピンには予防医療に特化した専門の医療機関がなく、早期に発見することが難しいという現状となっている。フィリピン政府は2019年2月に国民皆保険(Universal Health Care)法を制定するなど医療制度の強化を進めようとしている。
このような環境を考慮し、IPSグループでは、検査項目が充実している日本式の健康診断や人間ドックを提供することによりフィリピンの健康意識・予防意識の向上や生活習慣病の抑制を目指して人間ドック/健診センターなどを運営する子会社を設立し、グループの事業拡大を図っていく方針である。
<設立する子会社の概要>
(1) 名称:Shinagawa Preventive Care & Diagnostic Center Corporation
(2) 所在地: フィリピン、マカティ市
(3) 代表者の役職・氏名: President 上森雅子(当社専務取締役)
(4) 事業内容: 予防医療の提供、人間ドック/健診センターの運営
(5) 資本金: 3億5,000万ペソ(約7億9,400万円)
(6) 出資割合: SLACC 50%、IPS 40%、その他個人 10%
(7) 設立年月日:2022年1月(予定)
人間ドック/健診センターの開業は、2023年第1四半期(2023年1月~3月)を予定している。そのため、IPSの2022年3月期の連結業績に与える影響はない。2024年3月期の連結業績からSLACCの業績に影響を与える見込みである。
なお、IPSは2010年、美容皮膚科と近視矯正手術(レーシック)に特化したクリニックを運営することを目的としたSLACCを設立(資本金:1億2,100万ペソ)、レーシック手術や美容医療を提供している他、美容皮膚科医の研究により開発された化粧品などの販売などを行ってきている。現在、マニラ首都圏3カ所(マカティ市、パシグ市、タギグ市ボニファシオグローバルシティ=BGC)で、レーシック手術を中心としたクリニックを開設している。2017年からは、白内障に対する手術も行っている。
SLACCの業績は好調に推移してきている、2020年度(2020年4月~2021年3月)は新型コロナウイルス感染拡大やその対策としての地域隔離措置の影響により、一時的に業績悪化を余儀なくされたが、2021年度は急回復基調となっている。感染防止策を徹底したうえでクリニック営業を継続しており、2020年初に正式オープンしたBGCのクリニックを中心にレーシック施術数は過去最高ペースで推移している。2021年度上半期(2021年4月~2021年9月)の売上高は前年度同期比144%増(約2.4倍)の5億2,200万円、営業利益は同574%増(約6.7倍)の1億5,600万円と大幅増収増益となった。
IPSは、「連結子会社(出資比率50%)であるShinagawa Lasik & Aesthetic Center Corporation(シナガワ レーシック、本社:マニラ首都圏マカティ市エンタープライズセンター、以下SLACCと表示)が、フィリピンにおいて日本の進んでいる予防医療を提供するため、人間ドック/健診センターを運営する連結子会社(IPSの孫会社)を設立することを決議した」と発表した。
IPSグループは、これまでフィリピンにおいてSLACCによる近視矯正(レーシック)施術などを提供してきているが、予防医療も提供することを決定したのである。フィリピンにおける死亡要因の上位には放射線機器による診断が必要な疾患が多く含まれており、早期に発見できた場合には治癒ができた可能性がある。しかし、フィリピンには予防医療に特化した専門の医療機関がなく、早期に発見することが難しいという現状となっている。フィリピン政府は2019年2月に国民皆保険(Universal Health Care)法を制定するなど医療制度の強化を進めようとしている。
このような環境を考慮し、IPSグループでは、検査項目が充実している日本式の健康診断や人間ドックを提供することによりフィリピンの健康意識・予防意識の向上や生活習慣病の抑制を目指して人間ドック/健診センターなどを運営する子会社を設立し、グループの事業拡大を図っていく方針である。
<設立する子会社の概要>
(1) 名称:Shinagawa Preventive Care & Diagnostic Center Corporation
(2) 所在地: フィリピン、マカティ市
(3) 代表者の役職・氏名: President 上森雅子(当社専務取締役)
(4) 事業内容: 予防医療の提供、人間ドック/健診センターの運営
(5) 資本金: 3億5,000万ペソ(約7億9,400万円)
(6) 出資割合: SLACC 50%、IPS 40%、その他個人 10%
(7) 設立年月日:2022年1月(予定)
人間ドック/健診センターの開業は、2023年第1四半期(2023年1月~3月)を予定している。そのため、IPSの2022年3月期の連結業績に与える影響はない。2024年3月期の連結業績からSLACCの業績に影響を与える見込みである。
なお、IPSは2010年、美容皮膚科と近視矯正手術(レーシック)に特化したクリニックを運営することを目的としたSLACCを設立(資本金:1億2,100万ペソ)、レーシック手術や美容医療を提供している他、美容皮膚科医の研究により開発された化粧品などの販売などを行ってきている。現在、マニラ首都圏3カ所(マカティ市、パシグ市、タギグ市ボニファシオグローバルシティ=BGC)で、レーシック手術を中心としたクリニックを開設している。2017年からは、白内障に対する手術も行っている。
SLACCの業績は好調に推移してきている、2020年度(2020年4月~2021年3月)は新型コロナウイルス感染拡大やその対策としての地域隔離措置の影響により、一時的に業績悪化を余儀なくされたが、2021年度は急回復基調となっている。感染防止策を徹底したうえでクリニック営業を継続しており、2020年初に正式オープンしたBGCのクリニックを中心にレーシック施術数は過去最高ペースで推移している。2021年度上半期(2021年4月~2021年9月)の売上高は前年度同期比144%増(約2.4倍)の5億2,200万円、営業利益は同574%増(約6.7倍)の1億5,600万円と大幅増収増益となった。