オカダ・マニラ、21年売上高24%増の197億ペソ

カジノ収入189億ペソ、EBITDA23億ペソの黒字に

2022/01/18

 ユニバーサルエンターテインメント(UE)は1月12日、フィリピンのマニラ・ベイ地区で展開している統合型リゾート(IR)施設『Okada Manila(オカダ・マニラ)』を運営するTiger Resort, Leisure and Entertainment, Inc.(TRLEI)の2021年12月期通期(1-12月)実績(速報値)について発表した。
 
 それによると、TRLEIの2021年通期における総売上高は前年比(以下同様)24%増の196億9,600万ペソ。そのうち、カジノ収入は23%増の189億1,800万ペソ。その他売上高(ホテル、飲食、小売り、エンターテインメント等)は33%増の7億7,800万ペソ。調整後EBITDAは23億0,800万ペソの黒字に転換した(前年12億6,200万ペソの赤字)。

 カジノ収入(189億1,800万ペソ)の内訳は、VIPテーブルゲーム収入が16%増の96億2,000万ペソ、マステーブルゲームが27%増の38億1,400万ペソ、ゲーミングマシンが35%増の54億8,400万ペソだった。

 2021年の年間来場者数は12%増の184万6,031人と増加したが、ホテルの客室稼働率は75.4%と前年の83.0%を下回った。
 
 TRLEIカジノリゾート事業(オカダ・マニラ)実績    (単位:百万ペソ、1ペソ=約2.25円)
項目 2019年 2020年 2021年
カジノ収益 39,794 15,325 18,918
 VIPテーブルゲーム 19,854 8,266 9,620
 マスマーケット・テーブルゲーム 9,645 3,001 3,814
 ゲーミングマシン 10,295 4,058 5,484
その他売上高(ホテル、飲食、小売他) 2,586 585 778
 
売上高合計 42,381 15,910 19,696
減価償却費 6,314 6,462 6,279
調整後 EBITDA* 6,878 -1,262 2,308
(出所:ユニバーサルエンターテインメント資料より作成、注:全て速報値)
*調整後EBITDA=営業損益+減価償却費及び償却費+その他の調整項目