『薬局ワクチン接種計画』、セブでも開始

ロビンソンズ傘下のローズ薬局が参加第1号

2022/02/06

  政府の『薬局ワクチン接種計画』が2月2日にセブでも開始され、ゴコンウェイ財閥の有力小売企業であるロビンソンズリテール ホールディングス(証券コード:RRHI)傘下のローズ ファーマシー(ローズ薬局)が、セブを中心とするビサヤ地方で最初の参加企業となった。

 ローズ ファーマシーは1952年、家族経営の薬局として、地域社会に良質かつ低廉な医薬品を提供することを目的に、セブ市に設立された。現在、ビサヤ、ミンダナオ地域の戦略的な場所で300超の店舗を展開し、2019年の純売上高は約90億ペソと、フィリピンの主要薬局チェーンの一つとなった。

 なお、『薬局ワクチン接種計画』は、政府の新型コロナワクチン接種計画を強化するものであり、マニラ首都圏では、1月20日、ワトソンズ、マーキュリードラッグ、ジェネリックファーマシー、サウススタードラッグ、クオリメッドなど7つの薬局チェーンで開始された。取り扱われるワクチンは、保管温度が2℃~8℃と冷凍の必要のないもの。保健省(DOH)によると、薬局が取り扱えるのは特殊な保管設備の必要のないアストラゼネカとシノバックのみ。