首都圏等39地域、コロナ警戒レベル1に緩和

バタンガス、リサール、セブ等はレベル2、3月1日から

2022/02/27

  新興感染症管理のための省庁間タスクフォース(IATF)は、2月27日、マニラ首都圏など39地域の新型コロナウイルス警戒レベル(5段階)を最も軽いレベル1に引き下げることを承認した。とりあえず3月1日から15日まで適用される。警戒レベル1が適用される39地域は以下のとおり。

1.新型コロナ警戒レベル1地域(3月1日~15日)
<ルソン地方>

・マニラ首都圏(NCR)
・コルディリエラ行政地域(CAR):アブラ州、アパヤオ州、バギオ市、カリンガ州
・地域1(イロコス地域):ダグパン市、北イロコス州、南イロコス州、ラ・ウニオン州、パンガシナン州
・地域2(カガヤンバレー地域):バタネス州、サンティアゴ市、カガヤン州、イザベラ州、キリノ州
・地域3(中部ルソン地域):ブルカン州、アンヘレス市、アウロラ州、バタアン州、オロンガポ市、パンパンガ州、タルラック州
・地域4A(カラバルソン地域):カビテ州、ラグナ州
・地域4B(ミマロパ地域):マリンドゥク州、プエルトプリンセサ市、ロンブロン州
・地域5(ビコル地域):カタンドゥアネス州、ナガ市

<ビサヤ地方>
・地域6(西ビサヤ地域):アクラン州、バコロド市、カピス州、ギマラス州
・地域7(中部ビサヤ地域):シキホール州
・地域8(東ビサヤ地域):ビリラン州

<ミンダナオ地方>
・地域9(サンボアンガ半島地域):サンボアンガ市
・地域10(北ミンダナオ地域):カガヤン・デ・オロ市、カミギン州
・地域11(ダバオ地方):ダバオ市
 
 警戒レベル1のもとでは、外出や移動制限がかなり緩和される。例えば、年齢に関係なく人の移動(
混雑した場所や閉ざされた場所での制限はある)、および民間施設や政府機関でのフルキャパシティー稼働は、最低限の新型コロナ対策健康プロトコルに従って許可される。レベル1のエリアを出入りする航空、海上、および鉄道の公共交通機関の場合、乗客定員は100%になる。また、職場内に隔離施設を設置する必要はなくなる。一方、下記の地域は3月1日~15日まで警戒レベル2が適用される。

2.新型コロナ警戒レベル2地域(3月1日~15日)
<ルソン地方>

・コルディリエラ行政地域(CAR):ベンゲット州、イフガオ州、マウンテン州
・地域1(イロコス地域):ダグパン市、北イロコス州、南イロコス州、ラ・ウニョン州、パンガシナン州
・地域3(中部ルソン地域):ヌエバ・エジハ州、サンバレス州
・地域4A(カラバルソン地域):リサール州、バタンガス州、ルセナ市、ケソン州
・地域4B(ミマロパ地域):西ミンドロ州、東ミンドロ州、パラワン州
・地域5(ビコル地域):アルバイ州、北カマリネス州、南カマリネス州、マスバテ州、ソルソゴン州

<ビサヤ地方>
・地域6(西ビサヤ地域):アンティーケ州、イロイロ州、イロイロ市、西ネグロス州
・地域7(中部ビサヤ地域):セブ市、ラプラプ市、マンダウエ市、セブ州、ボホール州、東ネグロス州
・地域8(東ビサヤ地域):オルモック市、タクロバン市、東サマール州、北サマール州、西サマール州、レイテ州、南レイテ州

<ミンダナオ地方>
・地域9(サンボアンガ半島地域):イサベラ市、南サンボアンガ州、北サンボアンガ州、サンボアンガ・シブガイ州
・地域10(北ミンダナオ地域):ブキドノン州、イリガン市、北ラナオ州、西ミサミス州、東ミサミス州
・地域11(ダバオ地方):南ダバオ州、北ダバオ州、東ダバオ州、西ダバオ州、ダバオ・デ・オロ州
・地域12(ソクサージェン地域):ジェネラルサントス市、北コタバト州、南コタバト州、サランガニ州、スルタン・クダラット州
・地域13(カラガ地方): 北スリガオ州、南スリガオ州、北アグサン州、南アグサン州、ブトゥアン市、ディナガット・アイランズ州
・バンサモロ自治地域(BARMM):バシラン州、マギンダナオ州、スールー州、タウィタウィ州、コタバト市、南ラナオ州