比債券取引所、上場社債残高1兆3,800億ペソに
53社193銘柄、2カ月間の上場5銘柄で1,125億ペソ
2022/03/04
フィリピン ディーリング&エクスチェンジ(PDEx)運営の債券取引所(電子取引)において、2月は、特徴的な社債が上場された。
2月18日には、SMグループの旗艦企業SMインベストメンツ(証券コード:SM)の個人向け社債150億ペソ、2月21日には、リサール商業銀行(RCBC、証券コード:RCB)のグリーンボンド(環境社債)147億5,626万ペソが上場された。さらに、2月24日には、有力不動産企業センチュリー プロパティーズ グループ(証券コード:CPG)の5年物社債30億ペソが上場された。このうち、10億ペソは三菱商事との合弁分譲住宅事業拡大に充当すると表明されている。
2022年年初から新規上場された社債は5銘柄でその総額は1,124億6,000万ペソ。これらの結果、2022年2月24日現在のPDEx債券取引所における上場社債残高は1兆3,800億ペソ(53社193銘柄)となった。債券類は満期が到来すると上場廃止となるので、新規上場額と上場残高が必ずしも連動するわけではないが、2021年末の1兆3,000億ペソ(54社191銘柄)からは約6%拡大している。
PDEx債券取引所の上場社債残高は、2016年末6,456億ペソ、2017年末7,925億ペソ、2018年末1兆0,450億ペソ、2019年末1兆3,200億ペソ、2020年末1兆4,700億ペソ、2021年末1兆3,000億ペソと推移している。2020年は社債発行が非常に活発に行われたが、2021年の発行は低水準であり、上場残高が二桁減少となった。
ちなみに、近年の社債類新規上場額は、2016年1,365億ペソ、2017年2,074億ペソ、2018年2,564億ペソ、2019年3,756億ペソ、2020年3,878億3,000万ペソと急ピッチで増加してきた。2021年は市場環境が不透明になってきたこと、高水準であった2019年と2020年の反動という要素もあって2,134億5,000万ペソ(速報値)へと減少した。
なお、フィリピンでは、株式や株式に絡んだ派生商品(ワラントなど)の上場、売買はフィリピン証券取引所(PSE)が管轄している。一方、債券やその他の固定利付き金融商品の上場、売買に関しては、PDSグループのPDEx債券取引所が担当している。
現在のPDSの株主構成は、フィリピン銀行協会(BAP)21.01%、PSE20.99%、シンガポール証券取引所(SGX)20%、タタ コンサルタンシーサービス(TCS)アジア8%、ウィスラー テクノロジーサービス8%、サンミゲル4%、フィリピン アメリカンライフ&ジェネラルインシュアランス(フィーラムライフ)4%などである。
2月18日には、SMグループの旗艦企業SMインベストメンツ(証券コード:SM)の個人向け社債150億ペソ、2月21日には、リサール商業銀行(RCBC、証券コード:RCB)のグリーンボンド(環境社債)147億5,626万ペソが上場された。さらに、2月24日には、有力不動産企業センチュリー プロパティーズ グループ(証券コード:CPG)の5年物社債30億ペソが上場された。このうち、10億ペソは三菱商事との合弁分譲住宅事業拡大に充当すると表明されている。
2022年年初から新規上場された社債は5銘柄でその総額は1,124億6,000万ペソ。これらの結果、2022年2月24日現在のPDEx債券取引所における上場社債残高は1兆3,800億ペソ(53社193銘柄)となった。債券類は満期が到来すると上場廃止となるので、新規上場額と上場残高が必ずしも連動するわけではないが、2021年末の1兆3,000億ペソ(54社191銘柄)からは約6%拡大している。
PDEx債券取引所の上場社債残高は、2016年末6,456億ペソ、2017年末7,925億ペソ、2018年末1兆0,450億ペソ、2019年末1兆3,200億ペソ、2020年末1兆4,700億ペソ、2021年末1兆3,000億ペソと推移している。2020年は社債発行が非常に活発に行われたが、2021年の発行は低水準であり、上場残高が二桁減少となった。
ちなみに、近年の社債類新規上場額は、2016年1,365億ペソ、2017年2,074億ペソ、2018年2,564億ペソ、2019年3,756億ペソ、2020年3,878億3,000万ペソと急ピッチで増加してきた。2021年は市場環境が不透明になってきたこと、高水準であった2019年と2020年の反動という要素もあって2,134億5,000万ペソ(速報値)へと減少した。
なお、フィリピンでは、株式や株式に絡んだ派生商品(ワラントなど)の上場、売買はフィリピン証券取引所(PSE)が管轄している。一方、債券やその他の固定利付き金融商品の上場、売買に関しては、PDSグループのPDEx債券取引所が担当している。
現在のPDSの株主構成は、フィリピン銀行協会(BAP)21.01%、PSE20.99%、シンガポール証券取引所(SGX)20%、タタ コンサルタンシーサービス(TCS)アジア8%、ウィスラー テクノロジーサービス8%、サンミゲル4%、フィリピン アメリカンライフ&ジェネラルインシュアランス(フィーラムライフ)4%などである。