ペソ:約2年半ぶりに52ペソ台へ下落、原油高に反応
7日の終値1ドル=52.180ペソへと続落、出来高倍増
2022/03/08
2022年3月7日のペソ対米ドル終値は、1米ドル=52.180ペソで、前営業日の51.740ペソから0.440ペソ続落した。加重平均レートは、1米ドル=52.061ペソで、前営業日の51.696ペソから0.365ペソ続落。出来高は、前営業日比99%増の15億8,040万米ドルであった。
ウクライナ情勢の悪化懸念やそれに伴い原油価格が約13年8カ月ぶりの高値へと高騰したことなどを背景に、終値ベースでは2019年9月25日の52.211ペソ以来、約2年半ぶりのペソ安水準へと下落した。52ペソ台への下落も、2019年9月26日の52.110ペソ以来、約2年半ぶりのことである。引き続き、フィリピン政府負債残高が過去最高を更新したことも響いた。
ペソ対米ドルレートの動き(単位:ペソ)
(出所:フィリピン銀行協会資料より作成)
近年のペソ対米ドルレートの動き(年末値/月末値)
(出所:フィリピン銀行協会資料より作成)
ウクライナ情勢の悪化懸念やそれに伴い原油価格が約13年8カ月ぶりの高値へと高騰したことなどを背景に、終値ベースでは2019年9月25日の52.211ペソ以来、約2年半ぶりのペソ安水準へと下落した。52ペソ台への下落も、2019年9月26日の52.110ペソ以来、約2年半ぶりのことである。引き続き、フィリピン政府負債残高が過去最高を更新したことも響いた。
ペソ対米ドルレートの動き(単位:ペソ)
項目 | 当日 | 前営業日 |
年月日 | 2022年3月7日 | 2022年3月4日 |
始 値 | 51.900 | 51.650 |
高 値 | 51.850 | 51.600 |
安 値 | 52.190 | 51.750 |
終 値 | 52.180 | 51.740 |
加重平均 | 52.061 | 51.696 |
出来高(百万米ドル) | $1,580.40 | $793.22 |
近年のペソ対米ドルレートの動き(年末値/月末値)
時期 | 年末・月末値 | 上昇率 |
2012年 | 41.050ペソ | 6.80% |
2013年 | 44.395ペソ | -7.53% |
2014年 | 44.720ペソ | -0.73% |
2015年 | 47.060ペソ | -4.97% |
2016年 | 49.720ペソ | -5.35% |
2017年 | 49.930ペソ | -0.42% |
2018年 | 52.580ペソ | -5.04% |
2019年 | 50.635ペソ | 3.84% |
2020年 | 48.023ペソ | 5.44% |
2021年 | 50.999ペソ | -5.84% |
2022年 1月末 | 50.950ペソ | 0.10% |
2月末 | 51.270ペソ | -0.62% |
2カ月間 | - | -0.53% |