トランスコスモス、「マニラ第二センター」新設

ケソン市に340席の拠点、比国内650席規模に

2022/03/17

  ITアウトソーシングサービスを展開するトランスコスモス(本社:東京都豊島区)は、3月16日、フィリピン2拠点目となるオペレーションセンター「マニラ第二センター」を新設したと発表した。

 「マニラ第二センター」はマニラ首都圏北部のケソン市に立地し、敷地面積1,790平方メートル、席数340席という規模である。対応言語は英語、フィリピン語、提供サービスはグローバルならびにフィリピン市場向けコンタクトセンターサービス、BPOサービス等である。

 トランスコスモスは、2013年12月、Transcosmos Asia Philippines, Inc(トランスコスモスフィリピン、本社:マニラ首都圏パシグ市オルティティガスセンター、代表取締役社長:山下秀毅氏)を設立し、グローバルならびにフィリピン市場向けに、英語を主要言語としたコンタクトセンターやバックオフィス業務などのサービスなどを提供しているほか、Web・ECサイトの開発・運用サービスを提供している。従業員数は約800人(2022年2月現在)。

 このほど、業務拡大により「マニラ第二センター」を新設した。新型コロナウイルスの影響により、フィリピンにおいても在宅でのオペレーションサービスを提供しているが、就労環境や通信網の面で困難な場合もある。新設した「マニラ第二センター」に業務を分散させることで、顧客企業のBCP(Business Continuity Plan)の要望にも柔軟に対応できる体制を整備する。

 トランスコスモスは、フィリピン、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシアにオペレーション拠点を展開し、現地市場向けにコンタクトセンター、デジタルマーケティング、ECワンストップサービスなどを提供している。3月1日には、タイ チェンマイでタイ3拠点目となるオペレーションセンター「チェンマイセンター(350席)」の業務を開始した。今後も現地企業はもちろん、現地に進出する多くの顧客企業の売上拡大・コスト最適化を支援するサービスを幅広く提供していく方針である。