SM、有力地熱資源開発企業を157億ペソで買収決議
PGPC社81%を株式交換で追加取得、完全子会社化へ
2022/04/03
流通・不動産・金融コングロマリットであるSM財閥の旗艦企業SMインベストメンツ(証券コード:SM)は、4月1日開催の取締役会において、地熱資源開発・供給企業であるフィリピン ジオサーマル プロダクション社(PGPC)の株式81%を追加取得することを決議した。
SMは、PGPCの親会社オールファーストからPGPC株式81%を157億ペソで取得する。支払いは、SM株式1,740万株(1株当たり903.99ペソ)で充当される。すなわち、157億ペソの株式交換である。この株式交換は、2022年4月27日開催予定のSM年次株主総会や規制当局の承認が前提となるが、2022年第3四半期に完了予定である。完了すれば、SMのPGPC株式保有比率は100%となり、SMは有力クリーンエネルギー企業を完全子会社化するとともに、「カーボンオフセットフレームワーク」推進に弾みを付けることになる。
PGPCは、東南アジア最古の民間地熱エネルギー開発企業であり、南ルソンのアルバイ州にティウィ地熱蒸気フィールド(5,087ヘクタール)や、バタンガス州とラグナ州にまたがるマキリン・バナハウ(マクバン)地熱蒸気フィールド(4,323ヘクタール)などを運営、ティウィ地熱発電所やマクバン地熱発電所などに地熱エネルギー資源を供給してきている。その他の地域にも、地熱エネルギー資源開発のためのグリーンフィールドコンセッションエリアも有しており、SMはクリーンエネルギー供給企業としての側面も有することになる。
SMは、PGPCの親会社オールファーストからPGPC株式81%を157億ペソで取得する。支払いは、SM株式1,740万株(1株当たり903.99ペソ)で充当される。すなわち、157億ペソの株式交換である。この株式交換は、2022年4月27日開催予定のSM年次株主総会や規制当局の承認が前提となるが、2022年第3四半期に完了予定である。完了すれば、SMのPGPC株式保有比率は100%となり、SMは有力クリーンエネルギー企業を完全子会社化するとともに、「カーボンオフセットフレームワーク」推進に弾みを付けることになる。
PGPCは、東南アジア最古の民間地熱エネルギー開発企業であり、南ルソンのアルバイ州にティウィ地熱蒸気フィールド(5,087ヘクタール)や、バタンガス州とラグナ州にまたがるマキリン・バナハウ(マクバン)地熱蒸気フィールド(4,323ヘクタール)などを運営、ティウィ地熱発電所やマクバン地熱発電所などに地熱エネルギー資源を供給してきている。その他の地域にも、地熱エネルギー資源開発のためのグリーンフィールドコンセッションエリアも有しており、SMはクリーンエネルギー供給企業としての側面も有することになる。