比セブン-イレブン、第1四半期2億ペソの黒字転換
3月末3,136店で業界断トツ、1年間で155店純増
2022/05/20
フィリピンのコンビニエンスストア(コンビニ)首位の比セブン-イレブンは、台湾系のプレジデント・チェーンストア(ラブアン)ホールディングスが54.878%(2022年3月末現在)を所有するフィリピン セブン社(PSC、証券コード:SEVN)によって運営されている。
5月19日に公表されたPSCの2022年第1四半期(1月~3月)事業報告書によると、比セブン-イレブンの2022年3月末の店舗数は3,136店、前年末の3,073店から63店、率にして2%の純増となった。また、前年同月末の2,981店から155店、率にして5.2%の純増となった。そして、比ミニストップ(2021年末456店)や比ローソン(同推定68店)などとの差を拡大させている。
2022年3月末のセブン-イレブンの店舗数3,136店の地域別内訳は、ルソン地域2,385店(うちマニラ首都圏1,039店)、セブを中心とするビサヤ地域446店、ダバオを中心とするミンダナオ地域305店。また自営店が52%、フランチャイズ店が48%となっている。店舗内のATMの数は、2022年3月31日現在、マニラ首都圏含むルソン地域で合計1,497台である。年内にさらに1,500台以上の追加を目指す。
PSCの2021年第1四半期のグループ全売上高は前年同期比(以下同様)22.1%増の136億ペソ、営業収入は21.3%増の129億ペソ。最終損益は2億ペソの黒字となり、前年同期の3億ペソの赤字から改善した。また、2021年年間では4億6,100万ペソの赤字(2020年は4億1,972万ペソの赤字)であったが、今第1四半期に黒字転換した。
フィリピンのセブン-イレブン店舗数(年末値)とPSC純利益推移(単位:百万ペソ)
(出所:フィリピン・セブン資料などより作成)
主な日本ブランドのコンビニ店舗数(年末・月末値、現在資本的に日系はローソンのみに)
(出所:各社の店舗情報などから作成)
5月19日に公表されたPSCの2022年第1四半期(1月~3月)事業報告書によると、比セブン-イレブンの2022年3月末の店舗数は3,136店、前年末の3,073店から63店、率にして2%の純増となった。また、前年同月末の2,981店から155店、率にして5.2%の純増となった。そして、比ミニストップ(2021年末456店)や比ローソン(同推定68店)などとの差を拡大させている。
2022年3月末のセブン-イレブンの店舗数3,136店の地域別内訳は、ルソン地域2,385店(うちマニラ首都圏1,039店)、セブを中心とするビサヤ地域446店、ダバオを中心とするミンダナオ地域305店。また自営店が52%、フランチャイズ店が48%となっている。店舗内のATMの数は、2022年3月31日現在、マニラ首都圏含むルソン地域で合計1,497台である。年内にさらに1,500台以上の追加を目指す。
PSCの2021年第1四半期のグループ全売上高は前年同期比(以下同様)22.1%増の136億ペソ、営業収入は21.3%増の129億ペソ。最終損益は2億ペソの黒字となり、前年同期の3億ペソの赤字から改善した。また、2021年年間では4億6,100万ペソの赤字(2020年は4億1,972万ペソの赤字)であったが、今第1四半期に黒字転換した。
フィリピンのセブン-イレブン店舗数(年末値)とPSC純利益推移(単位:百万ペソ)
時期 | 14年 | 15年 | 16年 | 17年 | 18年 | 19年 | 20年 | 21年 | 22年3月 |
店舗数 | 1,282 | 1,602 | 1,995 | 2,285 | 2,550 | 2,864 | 2,978 | 3,073 | 3,136 |
純利益 | 873 | 1,008 | 1,176 | 1,318 | 1,532 | 1,445 | -420 | -461 | 199 |
主な日本ブランドのコンビニ店舗数(年末・月末値、現在資本的に日系はローソンのみに)
年・月 | 14年 | 15年 | 16年 | 17年 | 18年 | 19年 | 20年 | 2021年 |
セブン-イレブン | 1,282 | 1,602 | 1,995 | 2,285 | 2,550 | 2,864 | 2,978 | 3,073 |
ミニストップ | 454 | 519 | 499 | 496 | 499 | 506 | 472 | 456 |
ファミリーマート | 87 | 120 | 99 | 66 | 69 | 76 | N.A. | N.A |
ローソン | 0 | 16 | 29 | 31 | 38 | 60 | 64 | 68 |