中銀、インフレと行き過ぎたペソ安防止に全力と表明
当面利上げ継続見込み:米0.75%利上げを受けて
2022/07/29
米国連邦準備制度理事会(FRB)は、持続的なインフレを抑えるために、7月28日、0.75%の追加利上げを実施した。
このような米国の金融政策行動に関して、フィリピン中央銀行(BSP)のフェリーペ・メダーリャ総裁は、7月28日、「FRBの行動は、世界的な財政状態の引き締めと世界的な成長見通しに対する不確実性の拡大とともに、フィリピンを含む新興市場経済における為替レートの変動を加速化し続ける可能性がある」と概括した。
そして、「フィリピンは、このような外的要因によるペソのオーバーシュート的な下落やインフレやインフレ期待の高進リスクに対応し、インフレ目標に沿った軌道に戻すための利用可能な手段を全力で講ずる準備ができている。インフレがさらに定着するのを防ぐという目的にそって、今後数ヶ月の間にさらなる金融政策の調整が行われるであろう。ただし、BSPの金融政策決定は、いつも通り、冷静な経済データ分析結果に基づいて実施される」と表明した。
なお、8月18日には、BSP金融委員会(MB)定例政策会合の開催が予定されている。BSPは、現在、年8回のMB定例政策会合を開催しており、今回が2022年5回目の会合となる。MBは7月14日に臨時で0.75%の緊急追加利上げを決定した。0.75%の利上げは通常の0.25%の3倍であり、過去最大の上げ幅である。普通は、金利など重要金融政策はMB定例会合において決定される。7月14日の緊急利上げの後の8月18日の定例会合の結果が大いに注目される。
このような米国の金融政策行動に関して、フィリピン中央銀行(BSP)のフェリーペ・メダーリャ総裁は、7月28日、「FRBの行動は、世界的な財政状態の引き締めと世界的な成長見通しに対する不確実性の拡大とともに、フィリピンを含む新興市場経済における為替レートの変動を加速化し続ける可能性がある」と概括した。
そして、「フィリピンは、このような外的要因によるペソのオーバーシュート的な下落やインフレやインフレ期待の高進リスクに対応し、インフレ目標に沿った軌道に戻すための利用可能な手段を全力で講ずる準備ができている。インフレがさらに定着するのを防ぐという目的にそって、今後数ヶ月の間にさらなる金融政策の調整が行われるであろう。ただし、BSPの金融政策決定は、いつも通り、冷静な経済データ分析結果に基づいて実施される」と表明した。
なお、8月18日には、BSP金融委員会(MB)定例政策会合の開催が予定されている。BSPは、現在、年8回のMB定例政策会合を開催しており、今回が2022年5回目の会合となる。MBは7月14日に臨時で0.75%の緊急追加利上げを決定した。0.75%の利上げは通常の0.25%の3倍であり、過去最大の上げ幅である。普通は、金利など重要金融政策はMB定例会合において決定される。7月14日の緊急利上げの後の8月18日の定例会合の結果が大いに注目される。
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