車載通信機器のヨコオ、比バタアン州で生産開始

先ず中継コード、追加投資で25年からアンテナ製造

2022/08/05

 車両用アンテナなど車載用通信機器の大手ヨコオ(本社:東京都千代田区)は、7月28日、フィリピン製造子会社である『YOKOWO MANUFACTURING OF THE PHILIPPINES, INC.』(YMP、比ヨコオ)の開所式を開催した。今後、本格的な生産活動を行っていく。

 ヨコオグループの連結売上高の約6割を占める車載通信機器事業は、現在、中国やベトナムで主要製品の製造を行っているが、今後の業量増加への対応、および、主要顧客のグローバル展開に対応したサプライチェーンのさらなる重層化を主たる目的とし、3つ目の主要拠点としてフィリピンに生産子会社YMPを設立した。

 YMPは、中部ルソン島バタアン州のエルモサ・エコゾーン工業団地の3.7ヘクタールの用地に工場を建設、すでに稼働開始しており現在は車載通信機器用の中継コードを生産している。今後、生産設備の増強を行い、2025年度から車載通信用の各種アンテナの生産を開始する予定である。

<フィリピン子会社概要>
会社名:YOKOWO MANUFACTURING OF THE PHILIPPINES, INC.
      ヨコオ・マニュファクチャリング・オブ・フィリピン
所在地:Hermosa Ecozone Industrial Park, Barangay Palihan, Hermosa,Bataan, Philippines
事業内容:車載通信機器製品の製造、現在は中継コード生産、25年度から各種車載アンテナも予定
資本金:5億円
設立年月日:2020年8月