第1四半期GDP成長率、8.3%から8.2%へと下方改訂

製造業10.1%から9.8%へ、不動産業7.9%から5.9%へ

2022/08/08

 フィリピン統計庁(PSA)は8月8日、2022年第2四半期(4月~6月)のGDP統計発表に先立ち、第1四半期の実績を見直した。

 その結果、2022年第1四半期の実質GDP成長率は、当初発表の8.3%から8.2%へと下方改訂された。不動産・賃貸業が当初の7.9%から5.9%へ、製造業が当初の10.1%から9.8%へ、卸小売・車両修理業が当初の7.3%から7.0%へ下方修正されたことなどによる。

 実質GNI(国民総所得)成長率は当初の10.7%から10.6%へと下方改訂された。一方、海外からの純所得(NPI)は当初の103.2%から105.4%に上方修正された。

 PSAは、国際標準の慣行に則して承認された改訂方針(PSA理事会決議第1号、2017-053シリーズ)に基づいて、GDP速報値の見直しを行っている。