セブ航空、上半期収入3.5倍の207億ペソに

赤字31%減の95億ペソ、乗客数5.3倍の629万人

2022/08/12

  フィリピンの格安航空(LCC)最大手であるセブ航空(ブランド名:セブ・パシフィック航空、証券コード:CEB)は8月11日、2022年上半期(1月~6月)の運航実績(完全子会社CEBGOも含む)及び決算速報を公表した。

 当上半期の便数は前年同期比(以下、同様)224%増(約3.2倍)の4万6,324便。乗客数は428%増(約5.3倍)の628万9,000人、客席数(収容能力)は289%増(約3.9倍)の842万9,000席。稼働率は74.6%で、前年同期を19.7%ポイント上回った。貨物取扱量は23%増の6,600万キロ(kg)。

 グループの営業収入は250%増(約3.5倍)の206億8,000万ペソ。そのうち、旅客収入は475%増(約5.7倍)の116億7,000万ペソと急増。貨物収入は27%増の35億7,000万ペソ、付帯収入は414%増(約5.1倍)の54億5,000万ペソ。外出・移動規制の厳しかった前年同期の反動である。

 燃料費の高騰、ペソ安、規制緩和による便数・運航時間の増加等により、営業費用は55%増の288億4,000万ペソと拡大したが、増収効果により営業損失は36%減の81億6,000万ペソにとどまった。結果として、純損失は31%減の95億ペソと縮小した。


 なお、フィリピン航空(PAL)の当上半期の営業利益は1億2,500万米ドル(66億ペソ)、帰属包括損益は7,100万米ドル(42億ペソ)の黒字で、前年同期の180億ペソ超の赤字から急改善した。上半期ベースとしては、2016年以来の黒字となった。

 セブ・パシフィック航空の乗客数・客席数・稼働率の推移(CEBGOも含む)
項目 2Q 伸び率 1月-6月 伸び率
2021年 2022年 2021年 2022年
乗客数(千人) 640 4,239 562% 1,191 6,289 428%
客席数(千席) 1,134 5,497 385% 2,169 8,429 289%
客席稼働率 56.5% 77.1% +20.7pts 54.9% 74.6% +19.7pts
稼働キロ数(RPK、千km) 511 2,925 473% 1,001 4,271 327%
座席キロ数(ASK、千km) 1,081 4,232 291% 2,171 6,468 198%
便数 7,042 29,803 323% 14,278 46,324 224%
機体数(月/期末現在) 74 77 4% 74 77 4%
(出所:セブ・パシフィック航空資料より作成、CEBGO:旧タイガーエア・フィリピンズ)

 乗客数・客席数・稼働率の推移(CEBGO含む)
2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
乗客数(万人) 1,435 1,687 1,838 1,913 1,975 2,028 2,247 503 341
客席数(万席) 1,752 2,011 2,225 2,225 2,349 2,391 2,601 662 563
客席稼働率 81.9% 83.9% 82.6% 86.0% 84.0% 84.8% 86.4% 75.9% 60.6%
  (出所:セブ・パシフィック航空の統計より作成)